(559)空室を機にキッチンに壁面収納などを追加してみた
夏の気配を感じる6月末日、マンションの一室で退去があり、空室となりました。
この部屋はつい先日もご紹介したお部屋。
いろいろと工夫を施して作り上げた部屋ではありますが、せっかくの機会なのでキッチンに壁面収納を追加してより使いやすくしてみることにしました。
■①石膏ボードに設置できるコンパクトなアルミシェルフ
こちらが退去直後の状態。リフォームから3年を経た現在でもほとんど不満はないのですが、強いていえば、
コンロの右隣、配電盤の下の壁をもう少し有効活用したいと考えました。
とはいえ、玄関入ってすぐ目に入る場所でもありますから、あまりゴツい棚は付けたくありませんし、この壁の下地は石膏ボードなので設置できる棚も限られます。
「圧迫感が少なく」「石膏ボードにも設置可能」であることを条件に選んだ棚がこちら。
久宝金属製作所(Q-ho)の「アルミレールシェルフ」です。
横幅450mmのタイプです。
ごらんのとおり、シンプルでムダのないデザインが気に入りました。
棚を設置する高さを決めたら、
ビスを打つ箇所に石膏ボード用の取付けプラグ(付属)を打ち込み、
ベースとなるレール部分をビスで固定します。
上から棚板を引っかければ設置完了。
奥行きは67mmしかありませんが、そのぶん圧迫感もなくて控えめな存在感。邪魔には感じません。
ガスコンロの横なので調味料も置けますし、反対側が玄関ですからカギなどを置くのもいいかもしれません。
■②IKEAの収納レールをプチ改造してジャストサイズに
続いてはこちら。
ガスコンロの左隣の柱です。できればここにも収納レールを設置したいのです。
しかし、横幅を測ってみると、
約37センチと微妙な幅。販売されている収納レールのほとんどは40センチ以上の長さですので、なかなか収まるものが見つかりません。ちなみに、IKEA(イケア)の壁面収納シリーズ「クングスフォルス(KUNGSFORS)」の収納レールも40センチでサイズオーバー。
なければ改造しようということで同じくIKEAの「グルンドタール(GRUNDTAL)」シリーズの物干し棚から伸縮式のパイプを拝借することに。
このブログでは何度も紹介していますが、この物干し棚は67センチから120センチの幅に調整がきくので、そのままの設置するだけでなく、改造用のパーツ取りにも愛用しています。
最小サイズは67センチではありますが、以前も書いたとおりパイプカッターでカットすれば、さらに短くすることも可能。
36センチのパイプができました。
手持ちのシングル棚受けパーツと組み合わせて壁面に設置しました。
同じく「グルンドタール」シリーズの小物入れやフック(いずれも廃番)を設置しました。ガスコンロの横なので、木べらやおたまなどの収納に活用してもらいたいと思います。
■③壁かけの折りたたみ式水切りラックを取り付ける
一方、こちらは3年前のリフォーム当時に設置した「クングスフォルス」の収納レール。
このレールに壁かけ式の水切りラック(「グルンドタール」シリーズ)を設置できないかと思ったのですが、
収納レールの規格(太さや奥行き)が異なるので金具が壁に干渉してしまい、上を向いてしまって不安定に。このままでは使えません。
そこで、いったんレールをはずしてもらい、厚めのワッシャーをかませて奥行きを調整して深くしました。
おかげで安定感が増して無事に使えるようになりました。
使わないときはたたんでおけるのも便利。廃番になってしまい、類似した後継商品がないのは残念です。そのせいか、メルカリやヤフオクではけっこう高値で取引きされています。
■④冷蔵庫置き場の上に壁付け収納を設置する
最後に手を入れたのはここ。
冷蔵庫置き場の上の空間がいまひとつ活用できないなあと思っていたので、ここにも棚を追加することにしたのです。
用意したのはこれまた廃番となってしまった「グルンドタール」シリーズの幅80センチの棚。
既存の棚に合わせた高さで設置してもらいました。
異なるデザインの棚がならぶ形となりましたが、どちらもIKEAのステンレス製とあって、そこまで違和感はないと思いますがいかがでしょうか?
こんな具合に計4カ所に壁面収納を追加設置しました。
ビフォーアフターをくらべてみましょう。
収納が増えたぶん、若干ごちゃついた感は否めませんが、確実に便利にはなったと思います。このあたり、見た目と利便性のバランスは今後も考え続けていかなければならないテーマです。
次回は、リビングの照明を交換します。