(598)【2024年版】別荘のリゾートマンションに何日滞在した?
2024年の更新も今日で最後となります。
今回は一年間を通じて熱海のリゾートマンションに何日滞在したかを振り返ってみたいと思います。
たびたび書いてきたとおり、この部屋はアサクラが管理する世田谷のマンションにお住まいの入居者さんが好きなときに宿泊できる保養所的な施設として運営しています。
サービスを開始したのは2023年。その年の利用状況については昨年末にまとめましたのでそちらをどうぞ。
幸いなことにマンションのみなさんに関心を持っていただくことができ、かなり多くの日数ご宿泊いただくことができました。
赤丸はマンションの入居者さん、青丸は仕事関係者や友人・知人(モニター滞在)、グリーンのアンダーラインは僕自身が滞在した日数です。
集計すると「入居者さんの滞在:48日」「モニター滞在:10日」「アサクラの滞在:68日」となりました。僕自身の滞在とゲストの滞在が重複している日もありますので、それを除いた稼働日数の合計は「112日」でした。
年間のうちおよそ3割も稼働していたということで、なかなかの滑り出しとなりました。
ちなみに、この年の8月以降はマンション全体の大規模修繕工事があり、せっかくの眺望が足場によって遮られてしまい、秋から冬にかけてゲストの来訪はありませんでした。この点を考慮に入れると、今年はさらに利用日数が増えるのではないかと期待していたのですが、さてどうなったでしょうか?
■2024年の各月の利用状況
まずは24年1月から。
グリーンで示したのはアサクラが滞在した日。昨年の夏に始まった大規模修繕工事がこの年の2月のはじめまで続いた関係で、1月のゲスト訪問はありませんでした。
2月に入って外壁工事が終わり、オーシャンビューが戻ってくると入居者さんの利用も再開。冬の熱海は観光客が少ないので、のんびり観光を楽しむにはおすすめだと思います。温泉施設も空いてますしね。
3月。冬の終わりが見えてきましたが、入居者さんの滞在は3日のみ。まだ寒さの残る季節ですし、このへんは想定内。スケジュールに余裕があるのを利用して仕事でお世話になっているゲストや友人を招待したりしました。
春になって一気に増えるかと思いきや入居者さんの利用は依然少ないまま。特にゴールデンウィークの前半(4/27~29)に利用者がいなかったのは意外でした。
ゴールデンウィーク後半、その翌週にかけては来訪が続きました。宿泊が続くとペットボトルの水やキッチンペーパーなどの消耗品の補充をおこなわねばなりませんし、備え付けのシーツの洗濯もしなければならないのですが、利用してもらえるのはうれしいかぎりです。
梅雨に入っても入居者さんの利用は続き、毎週のようにだれかが滞在していました。これは夏がきたらますます増えるかなと思ったのですが……
7月に入ると利用者は減りました。
続く8月も第一週にお客さんがいらっしゃっただけ。
実はこの週は花火大会。僕は昨年、甥っ子と花火見物を楽しんだので今年は入居者さんに譲ったのですが、それ以外の滞在はゼロ。
昨年の7月と8月はかなりの利用があったことを考えると激減といってもいいでしょう。
理由としては8月の後半は台風の影響でキャンセルになった滞在があったことや、僕自身がコロナにかかってゲストの案内ができなかったことが挙げられます。
夏休みが終わった9月は第一週以外、すべて入居者さんの滞在がありました。
なるほど、夏の熱海の人出はウンザリするほどだし、殺人的な暑さがおさまるのを待っていたのかと思いましたが…
一転、10月は僕以外の利用がありませんでした。滞在ゼロは1月と10月のみ。大規模修繕中で冬の真っ只中である1月はともかく気候のいい10月に利用がなかったのは驚きでした。結局、僕が滞在した3日をのぞいてガランとした一か月となりました。
11月は例年よりも暖かかったせいでしょうか、二組の利用がありました。
そして、12月の利用はほぼゼロ。冬の利用が減るのは仕方ないことです。ただ、熱海で年を越したいという入居者さんがいらっしゃったので30日と31日は予約が入っています。
熱海で初日の出、悪くないですね。
とまあ、一年を振り返って月ごとの増減について考えてみましたが、そもそもうちのマンションはそこまで世帯数も多くないので、個別の事情に左右されてバラつきが出やすいだけなのかもしれません。平均的な利用状況をつかむにはあと数年は運用してみる必要がありそうです。
■2024年の滞在日数は合計で97日
さて、2024年の滞在日数をまとめましょう。
- 入居者さんの滞在:57日
- モニター滞在:13日
- アサクラの滞在:45日
重複する日をのぞいて合計「97日」、ざっくり27%の稼働率でした。
昨年とくらべてみましょう。
- 入居者さんの滞在:48日
- モニター滞在:10日
- アサクラの滞在:68日
合計「112日」で稼働率はおよそ30%。
年間の稼働率は下がりましたが、もっとも重要な入居者さんの利用が9日増えたのは喜ばしいことです。大規模修繕が終わり、(1月と2月のはじめをのぞいて)ほぼ通年の運用ができたぶん滞在日数が増えたということですが、本音をいうと今年はもっと利用が増えると思っていたので肩透かしを食ったことは否めません。
まあ、そもそもお金をいただいている宿泊施設ではありませんから、日数に一喜一憂する必要はないのですが、こういう施設を作った以上はどんどん使ってもらいたいのが本音です。
なお、僕自身の滞在は昨年よりも20日ほど減りましたが、24年の春までで熱海の工事がすべて完了してしまってDIYのための滞在がなくなったことや、山小屋の客間のリフォームが忙しく熱海よりも山の家に滞在しがちになったことが理由です。
■入居者さんと別荘をシェアするのはメリットが多い
熱海のマンションの話をすると、よく人に聞かれるのは「予約がかぶって滞在できない人がけっこう出るんじゃないの?」という疑問ですが、不思議なことにこれまでそういう断り方をしたことは数えるほどしかなく、基本的にはご希望の日程でほぼ滞在することができています。僕自身も入居者さんが滞在するのであきらめた、という記憶はほとんどありません。
ゲストとシェアする物件ということもあり、当初はみんながきれいに使ってくれるのか心配もあったのですが、みなさん、きれいすぎるくらいに掃除して帰ってくれるので、困ったことはまったくありません。むしろ、自分がだらしなく使ってゲストのみなさんに迷惑をかけないか心配するくらい。
たまに冷蔵庫に忘れ物があったり、ゴミの捨て忘れがあったりしますが、それも次の利用者さんが快く対応してくれて問題なく回っています。こないだは、僕が脱衣所に干したままにしてしまったタオルを入居者さんが洗濯しておいてくれました。ありがたや。
なにより、複数の人間でシェアすることで定期的に換気と掃除がおこなわれるおかげで、別荘にありがちな室内の空気の淀みのようなものがほとんど感じられないのがうれしいです。
また地元のお店について情報交換をできるのもありがたいもので「こんなお店ができましたよ」なんて話していると徐々に地元に詳しくなってくるのも楽しいです。
基本的に僕が入居者さんと一緒に熱海に行くのは初回のみなのですが、仲のいい入居者さんとは一緒に再訪して宿泊することもあり、ゆっくりとコミュニケーションを取る場としても重宝しています。その意味で間接的にマンションの円滑な運営にも役に立っていると感じています。
来年も多くの人たちに利用してもらえるよう工夫を続けていきたいと思います。
では、みなさん、よいお年をお過ごしください。