(668)ペンダントライトだけだと部屋が暗いので天井照明を追加した

前回に引き続き、自宅のリビングの照明について書きます。
ペンダントライトって雰囲気はいいんだけど、明るさに偏りがあって不便だと感じたことはありませんか?
今回は天井のシーリング取り付け口に照明レールを追加し、天井直付け電球とペンダントライトを併用することで、さまざまなシチュエーションに対応できる自由度の高い照明を作ってみたいと思います。
■薄い木材から灯りが漏れるシェード

我が家のリビング照明は長らくペンダントライト一灯でした。

というのも、5年ほど前にインテリアショップ「momoナチュラル」で見つけた薄い木材のシェードが気に入って、これを使い続けてきたからです。

灯りを点けたときに、薄木越しに優しい光が広がり、木目が浮き上がるさまが気に入っています。
光の広がり方でいうと、電球の灯りが下方向にダイレクトに広がる一方、横から上にはシェード越しに光が漏れるていどになります。

つまり、部屋の下半分が明るく、上半分は薄暗くなるような、コントラストのある照明環境でした。
部屋の雰囲気としては落ち着きもあって気に入っているのですが、部屋の掃除のときなどに部屋全体をもっと明るく照らしたいと思うこともあり、何か改善方法はないか考えていました。
■まずは短めの照明レールの追加から
そこで用意したのがこれ。
ヤザワ(Yazawa)の薄型シーリング直付けダクトレール「LRD501WH」(500mm・白)です。
照明レールというと1メートル以上のものが一般的ですが、今回は長さは必要ないことと、レールの存在感・圧迫感をなるべく抑えたいという理由から、ミニマムな50センチのものを選びました。

これを天井のシーリングに取り付け、レールにアダプタを接続して、ペンダントライトを吊り下げます。レールの端に付けたのは、リビングの椅子の位置に合わせて少しだけ横にズラして吊るしたいと考えたからです。

点灯するとこんな感じです。
照明レールをかませたぶんライトの位置がやや下がったので、

コードリールで高さを上げてみました。とはいえ、シェードの下方向だけしか明るく照らせませんから、部屋の上半分が薄暗いのはどうにもなりません。
まあ、シーリングライトのように天井間近の位置に吊り下げれば部屋中が明るくなるのかもしれませんが、それではペンダントライトならではの存在感が薄れてしまいます。
■天井とペンダントを使い分けて照明の自由度を上げる
そこで、照明レールに電球を直付けできるアダプタを用意し、

ここに電球をひとつ増設してみました。
ペンダントライトに取り付けている電球と同じ、前回ご紹介した「ソレイユ」の後継商品「ルームスイッチ」の電球です。

この製品は複数の電球をひとつのリモコンに紐づけることができるので、ペンダントライトと照明レール直付けの両方を自由に操作することができるのです。
まずは両方をふつうの明るさで点灯してみました。

天井付近に照明を加えたことで、天井まわりから壁まで万遍なく室内を照らすことができるようになりました。

天井の電球の明るさを調整して光量をマックスにすれば、パキッとした明るさで隅々まで照らすこともできます。

今度は、照明レールに直付けした電球の光量を落とし、天井まわりの明るさを抑えてみました。この場合、ペンダントライトの灯りがメインになります。

追加した電球をオフにすれば、照明レールを追加する前と同じ、ペンダントライトのみが室内を照らしていたときと同じ状態にすることもできます。

このように上下の電球の光量を調整して組み合わせてみることで、生活のさまざまなシチュエーションに合った照明環境を作ることができるのです。
具体例としては、
- 掃除のときには、天井直付け電球とペンダントライトを両方マックスに点けて、部屋全体を明るく照らして見えやすくする
- テーブルで食事したり手仕事したりするときには、天井直付け電球を弱めるかオフにしてペンダントだけを点けて、卓上のみを照らす
- 映画を見るときには、ペンダントをオフにして、天井直付け電球は弱めに点けて、画面に集中しやすいように全体的に薄暗くする
などのシチュエーションが考えられますね。
ペンダントライト一灯だった以前とくらべると「痒い所に手が届く」照明環境ができ、より快適に暮らせるようになりました。
次回も照明の話。座ったときにペンダントライトの光源が目に入って眩しいという問題への対応策を考えます。