(56) DIYでトイレの壁を造作してみた(東急ハンズの力を借りたけど)
前回、トイレの内装デザインの大まかな方向性が決まりました。
背面の壁の丸い穴がポイント。
今回は、この壁をDIYで作ってみます。
工事前の状態はこんな感じ。
ちょっと余計なものが置いてあって見にくくてすいません。
工事前のきちんとした写真を撮り忘れました。
わかりやすいように、ほぼ同じ構造の壁(他の箇所ですが)をベースに説明すると…
赤で描いた壁をDIYしようというわけ。
でも、どうやって壁を造ればいいのか、僕の乏しいDIY知識ではどうにも見当がつきません。
最初に考えたのはこういうやり方。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、壁を「丸窓部分」「窓の上」「窓の下」の三つのパートに分け、窓枠や巾木の上にかぶせて上から固定するアイデアです。
しかし、実際に計測してみると、窓枠や巾木の幅が同じではないので厚みの調整が必要なことや、既存の木枠に横から釘だけで固定するのがどうにも心もとないことから断念。
次に考えたのが、既存の窓枠に合わせて壁を造るやり方。
これは……書いた本人でもよくわからん。
わかりやすく図にまとめ直してみます。
既存の窓枠や巾木に角材を固定し、その上から壁となる板を貼ります。
こっちのほうが固定しやすいし安定感もあるので失敗しにくいと踏みました。
まだわかりづらいと思いますので、実際にどうやって造っていったかをごらんください。
まずは材料の調達から。
採寸した図を持って渋谷の東急ハンズに向かいます。
そう、今回の難所と目される円形の切り抜きはハンズに丸投げします。
DIYマスターのみなさんは専門的な道具を駆使して円形も切り抜いてしまうのかもしれませんが、木工なんてほとんどやったことない僕にとっては至難の業。
厚み次第で料金は変わります が、今回のケースだと540円で切り抜いてくれるんですって (ただし、ハンズで購入した木材に限られます) 。
木材加工の担当者もとても丁寧で、こちらではっきり決めきれなかったことをきちんと聞き直してくれたりもしますし、これは頼んでしまったほうがラクかな、と。
ちなみに、お山の近くのホームセンターでは直線カット以外の複雑な木材加工のサービスはありませんでした。
というわけで、できあがったのがこちら。
おー、きれいに切れてる。
やっぱ頼んで正解だわ。
では、これを貼るための木枠を角材で造っていきます。
測って、
切ります。
窓枠用の4本が準備できました。
これに仮固定用の両面テープを貼り、
窓枠に固定します。
そこに下穴を開けて、
釘を打ちこんで固定します。
左側の壁側だけは下地が石膏ボードなので釘で固定するのは難しそう。
倉庫にあった金具を使い、他の角材に固定してみます。
キャッチコピーとか見ると、けっこう古そう。
まあ、使えりゃいいですね。
これで壁側にも角材を固定します。
木枠が完成しました!
ここにハンズで切ってもらった板をはめこみ、木工用ボンドと釘で固定します。
おー、できたできた。
素人仕事な感じですが、まあ、そんなに耐久性とか大事なじゃない壁だしね。
急に倒れてきたりしなければいいです。
続いて下の壁にも、同じ要領で木枠を造りました。
右下からにょきっと出ているのはコンセント用の電気コード。
そう、ここにかぶせる板にはプレート用の穴も開ける必要があります。
でも、ご心配なく。
これも東急ハンズにやってもらいました。
カットしてもらったのがこちらの木材。
この穴にコードを通して、板を固定します。
同じ感じで窓の上の壁も造って…
めでたく完成。
ハンズ先生の力を借りたおかげで、わりと簡単でした。
これでDIYを称するのは少々気が引けますが。
ちなみに、裏から見るとこんな感じ。
木材まんまは微妙なので、後日、黒のペンキで塗装しました。
あらためて外からの写真をごらんください。
丸い窓が面白いアクセントになったのでよかったです。
引き続き、トイレの内装を進めていきます。
次回は床にモザイクタイルを貼ります。