(460)六畳の壁・天井・床のリフォームに費やしたお金と時間
前回、床の塗装が終わり、寝室の主だった部分のリフォームが完了しました。
今回は、この寝室のリフォームにかかったお金と時間をまとめてみたいと思います。
工事の内容は以下のとおりです。詳しくはリンク先の記事をごらんください。
なお、窓付けエアコンやカーテンレールの交換などの費用は含まれておりません。
■解体にかかった費用は粗大ごみのみ
工事前の室内はこんな感じでした。
タバコのヤニ汚れで黄ばんだ壁紙、食べこぼしの染みや吸い殻の焦げ跡などで汚れた絨毯。妻が、
と言うのもわからなくはありません。
なお、天井はリビングと同じく吹き付け塗装。アスベストを含んでいる可能性もあるため、上から塗装するので解体の作業は不要。
壁紙は塗装の前に表面の紙はすべてはがしました。これがおよそ2時間の作業。
床の解体は絨毯をはがしたあとカットしてゴミにまとめ、下に敷かれていたクッション材とグリッパーも解体して約4時間ほどかかりました。
そのあと、ボンドの跡にやすりがけしてから雑巾がけをおこなって約2時間。
壁紙は裏紙が残った状態、床は下地のベニヤが見えるところまで解体しました。
この段階でかかった時間は計8時間、費用は絨毯とクッション材を粗大ごみに出した際の「1,200円」です。
■ドアはグレーでアクセント塗装
続いてはドアの塗装をおこないました。
ドアはすでに塗装済みだったため、ミッチャクロンを入念に下塗りしました。
ミッチャクロンはいちばん小さいサイズでも1リットル。僕が購入したときは「2,141円」でした。作業時間は1時間ほど。
上から塗ったのはコンクリートエフェクトペイントののベースカラー「セメントグレー」。
「セメントグレー」のみを単体で購入すると1キロ入りで「3,270円」だそうです。僕は余っていたものを使いました。ゼロからの作業なら、もっと少量で買える塗料を選ぶほうがいいかもしれません。こちらの塗装も作業時間は1時間ほど。
塗装に使ったハケは基本的に百均で購入したものを使い捨てにしています。塗料を入れるカップも、少量の場合は百均のプラカップを使い捨てにしています。なので下塗りと塗装でハケ2本「220円」、プラカップで「110円」としましょう。
一般的にドアまわりは作業時の養生が面倒なのですが、このあと壁を塗る予定だったので養生なしで作業してしまいました。
というわけで、かかった時間は計2時間、費用は「計5,741円」でした。
■壁と天井の塗装は安価だが時間はかかった
今回、もっとも大変だったのが壁と天井を白く塗る作業でした。
塗装前の下地調整に塗ったのが「アクドメール」。
アク止めのシーラーです。
4キロ入りで「3,582円」でした。
僕が天井を、妻が壁を塗って朝10時から休憩1時間を挟んで夕方の5時までたっぷり6時間。ここは2人での作業だったのでひ一人作業に換算して12時間としましょう。なお、本当は二度塗りしなければいけないのですが、一回塗りで済ませてしまいました。
続いては白ペンキ「ノボクリーン」による塗装です。
16キロ入りで「8,468円」。半分も使いませんでしたが、安価なのでOK。
こちらも妻と手分けしての作業です。壁と天井の一度目の塗装にかかった時間は午後まるまる4時間で、一人換算すると8時間。天井は一度で色がのったので二度塗りしませんでした。
壁や巾木などを二人で二度塗りして3時間ですから、一人換算で6時間。
さらに、塗りが甘い箇所を僕一人で三度塗りして2時間でした。
1面はアクセント塗装したので、3面の壁と天井を塗って、作業時間は計28時間もかかりましたが、費用面では、ハケやローラーなどは手持ちの安価なものをざっくり「3,000円」と考えて「計15,050円」とわりとリーズナブルに済みました。
■マグネット塗料はけっこう高価
残った1面はマグネット塗料で塗装しました。
マグネット塗料は壁にマグネットが効くようになる特殊な塗料で、塗料のなかでは高額な部類に属します。
壁の面積にはやや足りない2.5リットル入りで塗装しましたが、塗料だけで「21,670円」もかかりました。
1面の塗装なので一回の作業時間は短いのですが(約1時間)、四度塗りしたので手間はかかりました。作業時間は合計で5時間。
費用はハケや塗料カップやローラーなどの消耗品でざっくり「1,000円」くらいと考え「計22,670円」でした。
■シナベニヤの床の張り付け
床にはシナベニヤのパネルを張りました。
シナベニヤは加工賃や運賃込みで「23,694円」。
木材の床と考えればかなり安価です。たぶんフロアタイルを施工するのと同じくらいの金額だと思います。
ボンドと厚手の両面テープを併用し、隠し釘も使用しました。
ボンドは1本「1,000円」を2本、
両面テープは1個「591円」を2個使用しました。
隠し釘は余っていたもので金額は失念しましたが、だいたい500円くらいだったでしょうか。これら副資材をシナベニヤと合わせて「計27,376円」の費用がかかりました。
カットなしで張れる部分は3時間、そのあとカットしながらスキマを埋めて4時間かかり、合計7時間でした。
■床の塗装は計3,560円とリーズナブル
最後の作業は、床の塗装です。ステインとワトコオイルを重ね塗りしました。
まず、下塗りのウッドジェルステインは700ミリリットル入りで「2,485円」。
一度塗りで済ませてだいぶ余りました。300ミリリットル「1,527円」で足りたと思われるので、この金額を計上しましょう。
塗装に使ったのはハンディクラウンのワンタッチコテバケ。
「687円」で、ステインと合計して「計2,214円」。
作業にかかった時間は2時間でした。
続いてワトコオイルのホワイトを塗りました。
以前買ったものが余っていたのを使用しましたが、一度塗りで済ませてしまったので、新規に購入するなら200ミリリットル入り「1,236円」で十分。
ハケは百均で買ったものを使い捨てて「110円」なので「計1,346円」。
塗装とふき取りで計2時間かかりました。
■六畳まるごとリフォームして54時間&75,597円かかった
こうして汚かった寝室がきれいに生まれ変わったわけですが、振り返るとけっこうな時間とお金がかかりました。まとめましょう。
作業時間は、
- 解体:8時間
- ドアの塗装:2時間
- 壁と天井の白塗装:28時間
- マグネット塗装:5時間
- 床張り:7時間
- 床塗装:4時間
となり、合計54時間かかりました。
一方、費用は、
- 解体:1,200円
- ドアの塗装:5,741円
- 壁と天井の白塗装:15,050円
- マグネット塗装:22,670円
- 床張り:27,376円
- 床塗装:3,560円
で、合計75,597円でした。
六畳の壁・天井・床をまるまるリフォームして54時間、75,597円という結果になりました。実際は二人で作業して余った材料を使用しているので、もっと短い時間で安価に工事できたことをお断りしておきますが、準備や搬入、乾くのを待つ時間などは含まれていないので、それを考慮するともっと長い時間を費やしたと言えなくもありません。あくまで参考ていどにお考えください。
もし費用をもっと切り詰めるならば、アクセントのマグネット塗装をあきらめ、ドアも白で塗っていれば5万を切ることもできたでしょう。まあ、価格にこだわりすぎると作業がつまらなくなりがちなので、自分の希望を予算とすり合わせて、そこそこ楽しんで作業することをすすめます。