(467)小屋の外壁とモルタルの地面を高圧洗浄機で掃除してみた
前回は『Cabin Porn』をご紹介しましたが、カメラマンの邑口京一郎さんが撮ってくれた写真を見ればうちの離れ小屋だってまんざらではありません。
外回りはすべてプロにお願いしたので、とてもきれいに仕上がりました。
撮影は外壁塗装と外構の工事が完了した直後でした。
あれから5年。
だいぶ薄汚れてしまいました。
梅雨開けということもあって、壁は苔でうっすらグリーンになっています。
ひどいのが母屋との間に作った三段のモルタルの庭で、文字通りモスグリーンになりました。こうなると見た目が悪いだけでなく、滑りやすくなってしまうので危険。
毎年、梅雨開けにたわしでせっせとこすってコケを落としてきたのですが、これがなかなかの重労働なのです。
がんばって掃除してもこのていどしかきれいにならないのも微妙です。
もっと簡単な掃除方法はないものかと思っていたら、友人のいざきあつしくんから「高圧洗浄機がいいんじゃない?」と言われました。
通販番組などでよく見かけてはいたものの自分とは縁のないものだと思っていましたが、なるほど高圧洗浄機ならはるかに簡単に汚れが落とせるのかもしれません。
というわけで、大定番のケルヒャー(KARCHER)「家庭用高圧洗浄機 K2 クラシック」を購入してみました。
僕が購入したときは「10,989円」でした。
電源コードの付属した本体、トリガーガンとジェットノズル、高圧ホース5mのセットです。
なお、水栓と本体をつなぐ水道ホースは付属していません。それぞれの家庭に水道ホースはあるでしょうから問題ないとして、注意すべきなのはホースをケルヒャー本体につなぐための部品を別途に購入する必要があるところ。
説明書の接続イメージを引用しましょう。
赤字は僕が追記したものです。水道ホース(A)を蛇口につなぐためにはBの「ホースバンド」を、ホースの反対側をケルヒャー本体に接続するためにはCの「ホース側カップリング」を用意しなければならないのです。
ホースバンドは高圧洗浄機を使用する際に圧力がかかって水栓からホースがはずることがないように留めるためのパーツです。ホースの上からリング状のバンドをかぶせてドライバーでしっかり締め上げて固定します。
ケルヒャーの純正品もありますが送料がお高いので、安価な代替品を選んでもOK。純正品とまったく同じホースの径(14~27mm)ならこれ。
自分で測ってからサイズバリエーションの豊富なものから選んでもいいでしょう。
一方、ホースの反対側にはカップリングを取り付けます。
水道ホースを本体に確実に接続するためのパーツです。
ケルヒャー純正のパーツは高価だったので安価なアイリスオーヤマ製で代替しましたが、特に問題はありませんでした。
トリガーガンをつなげたら本体の準備は完了。続いて電源コードを接続します。
屋外コンセントがついに役に立つ日がきました。
本体のスイッチを入れてトリガーガンをオンにすると水が飛び出ます。が、思ったよりも勢いは弱く、これではホースから水を出すのと大差ありません。
高圧洗浄機の本領はジェットノズルにあるそうなので装着。懐かしの「COBRA」っぽい。
今度はびっくりするほどすごい勢いの水流!
地面に接するくらいの距離で洗浄すると、みるみる苔が吹き飛んでいきます。
顔が描けるくらい汚れが落ちる。
段差の汚れもこのとおり。通販番組みたいで笑えてしまいます。
モルタルがすっかりきれいになりました。
このまま壁のほうの汚れも落とします。
こちらもあっという間にきれいになりました。
先日も書いたとおり、母屋のエアコンは故障していてクーラーが使えなかったので、水しぶきで涼むことができてよかったです。
が。
翌日、乾いた壁面を見てみると、実は壁の汚れが落ち切っていないことが発覚しました。
洗浄機の水流がしっかり当たっていなかった箇所にはまだ苔が残っています。濡れると一時的に色が黒くなって目立たなくなるので気づきませんでした。
仕方ないので再度洗浄することに。ジェットノズルを壁に近づけて念入りにやってみました。
こちらは乾いたあと。だいぶきれいになりました。
まだ汚れは残っているのですが、これ以上の洗浄はやめました。
というのも、よく見ると外壁塗装がはげてしまった箇所が散見されたのです。高圧洗浄機は強力なので、モルタルの床はともかく、塗装した壁には強すぎるのかもしれません。いかに塗膜を傷つけずに汚れだけ落とすか、今後の課題になりそうです。
かくして、なんとか離れ小屋もきれいになりました。
ビフォーアフターをくらべると、外壁はまずまずですがモルタルが見違えるほどきれいになったのが印象的です。苔で滑ってケガをする心配はなくなり、安心してゲストを迎えられるようになりました。
次回は屋根の掃除を大工さんに頼みます。