(478)雨の日に庭にタープを張って過ごしてみた
以前、母屋と離れの間にタープを設置しました。
そこにサイドタープを追加したのが前回のお話。
今回は雨の日にタープの下で過ごして感じた課題をまとめます。
僕は肉好きの友人とお肉を持ち寄ってバーベキューをやることがよくあります。
余裕をもってスケジュール調整をし、それぞれが焼きたい肉を持ち寄ります。
でも、せっかく集まっても雨が降ってしまうと台無し。室内のフライパンやオーブンで肉を焼くことになります。雨の日に家のなかでのんびりというのも悪くないのですが、やはり炭火にはかないません。
もともとは急な通り雨を避けるために設置したのですが、このタープがあれば雨が降りそうな日や小雨の日ならなんとかバーベキューが決行できるかもしれないと思いつきました。
しかし、昨年から今年の夏にかけては天候に恵まれ、雨の日に当たることはないまま時間が過ぎ、今年の秋に初めて雨の日にタープを試す機会がやってきたのでした。
その日は前日に大雨が降り、バーベキュー当日の朝も天気は曇りときどき雨といった空模様。
こんなときこそタープの出番ということで、小雨の中、設営をおこなってみました。
いつもはレンガで組んだ炉を使って肉を焼きますが、今回はタープの中心に位置する焚き火台に網をのせてバーベキューをおこないました。始めてすぐに小雨が降ってきましたが、タープのおかげでいつもと変わらず焚き火とバーベキューを楽しめました。
基本的にタープは撥水性のある素材でできているので少々の雨なら難なく弾いてくれます。
しかし、水を弾くということは徐々に水が溜まっていくことも意味します。
運が悪いことに次第に雨足が強まっていきました。
我が家のタープには若干のたるみがあるので雨が強くなると水溜まりができてしまうのです。
もはや無視できないところまで水たまりがふくらんできてしまいました。これはやばい。
仕方ないので窓ガラス掃除用のワイパーを使ってタープの下から水たまりを突き上げ、水を外に押し出すようにしました。動画をごらんください。
水たまりの水が一気に下に流れ落ちます。地面に当たった水はけっこうな勢いで跳ねますし、お客さんが来ているときにやることではないですね……。
晴れていたときはまったく気にならなかったのですが、やはりタープはたるみがあるとダメです。キャンパーのみなさんがペグとロープでピン!とタープを張る理由が実感できました。
雨の日の焚き火&バーベキュー環境を充実させたいなら、タープの固定方法を見直して、たるみのない張り方を研究しなければなりませんね。今後の課題です。
結局、雨足が弱まったタイミングを見計らっての撤収となりました。肉も食べ終わって食後のコーヒーも楽しんだ後だったのは不幸中の幸いでした。
問題なのが濡れてしまったタープをどうするか?ということ。
いつもなら撤収してすぐにたたんでしまうところですが、濡れたまま収納してしまうとカビが生えるのはまちがいありません。かといってとても室内に広げて干せるサイズでもないですし。
ラッキーなことに翌日がピカピカに晴れた日だったので、用もないのにタープを張り直して日光で乾かすことができました。
日当たりの悪い我が家ですが、太陽の力はさすがでカラカラに乾きました。
ついでに昨日の雨で濡れたゴミ箱や薪なども乾かせたのでよかったです。
ただ、これは翌日まで滞在できたうえに晴れたから可能な方法で、もし当日に帰宅する必要があったり雨が続いたりしたらまた別の方法を考える必要があります。やっぱり世田谷まで持ち帰ってベランダに干すしかないのかな……。
自宅の庭といえども雨天のアウトドアは難しいですね。今後も改善を加えて快適な空間をつくっていきたいと思います。