(630)トイレの壁にアクセントカラーのスカイブルーを塗る

前回、トイレの真っ白なインテリアにどんなふうにアクセントカラーをつけるか?について考えました。
(629)真っ白なトイレにDIYだけでどうやって色を付けるか?
今回からは個々のDIY作業の詳細について書いていきます。
第一回目は側面の壁にアクセントのスカイブルーを塗装します。
■ペーパーホルダーを外して壁の穴を埋める
まずは塗装前からどうぞ。

ほぼ真っ白なインテリアなので、どんな色をつけるかは自由なのですが、前回書いたとおり背面の壁に塗装を塗るのは手間もかかるうえに塗り残しが出てしまうのであきらめ、塗装作業しやすい側面の壁を塗ろうと考えたのでした。

塗装にあたって唯一の障害がトイレットペーパーホルダー。

まずはこいつを取り外します。

ビス穴に内装補修用のパテを盛って、

軽くやすりがけしてあげました。

パテって何を使えばいいの?と思うかもしれませんが、どうせ後から塗装するので色はどんな色でも大丈夫だと思います。僕は手元にあったこれを使いました。
別にこれじゃなくてもいいですが、ひとつポイントがあって壁紙の下地作業なんかに使うような柔らかいパテを選ぶと乾いたあとの痩せが目立って何度もパテ塗りの作業をしなければならないので、硬めのものを選ぶようにすると一度で済んでラクなのです。乾くのも早いですしね。

壁の四方を養生したら準備は完了です。
■ローラーとハケで一回目の塗装
さて、今回選んだのはこちらの塗料。

「ホリゾンブルー」と名付けられた水色です。
アサヒペンの「マットカラー 水性ツヤ消し多用途ペイント 0.5L ホリゾンブルー」。
比較的入手しやすくて手ごろな塗料の中からいちばん自分のイメージするスカイブルーに色味が近いものがこれでした。ツヤ消しのマットカラーというのも気に入りました。

0.5リットル入りですが、1回塗りで「3.2~4.3平米」塗れるそうなので今回の壁の面積「2.76平米(幅1.2m×高さ2.23m)」を余裕を持って塗れることでしょう。

用意した道具はどれも手元にあったもの。どれも安物でまったくこだわりはないですが、ローラーがあるとハケ跡も残りづらく作業も早く終わるのでできれば用意したいところです。なければ大きめのハケで頑張っても。

よく振って中身を攪拌してからフタを開けます。期待通りのスカイブルーです。

塗料を容器に移したら、ローラーでは塗りづらい端っこから小さめのハケで塗装していきます。

先ほど埋めたパテの跡も目立たないように塗ってやりました。

ハケで塗り終えたところ。

続いてローラーで残りの箇所を塗っていきます。これくらいの小さな面積だと作業を楽しんでいる間に終わってしまいます。

あっという間に塗り終えました。準備のほうが時間かかった?ってくらい。
■塗りが甘かったので二度塗りすることに
説明書きでは1回塗りでOKとのことでしたが、

よく見るとポツポツ塗り残しが散見されます。壁の凹凸にいまひとつ塗料が入りきらなかったようです。塗料の性質というよりは僕の不手際だと思います。

離れてみても全体的に塗りが浅いのが気になるので2回塗りすべきと判断しました。

塗り残しが出ないように注意しながらローラーで上から下まで塗りました。なお、最初にハケで塗った箇所には色ムラがなさそうだったので、ハケでの2回塗りは省略しました。

二度目の塗装が終わったところ。

足りなくなるか心配だったのですが、予想外に余りました。計算では2回塗りすると足りない量のはずでしたが、下地がすでに塗装済みの壁だったので塗料の吸い込みがなかったせいか、余る結果となりました。このあたり下地次第で大きく変わってきそうです。

塗った直後はテカテカして見えるのですが、乾くとマットになるので安心してください。

乾くのを待つ前に養生をはがして完成。油断するとまわりの白い壁を汚してしまうので注意しましょう。

なかなかきれいに塗れました。

色ムラもほぼありません。

ペーパーホルダーの跡もほとんど目立たない仕上がり。

スカイブルーを塗っただけでかなり印象が変わるものですね。あまり手間をかけたくないなら、これだけでも十分かもしれません。

ひさしぶりにDIYでペイントしてみてあらためて実感したのですが、左官や壁紙なんかとくらべて塗装は下地さえしっかりしていれば素人でもかなりきれいに仕上げることができます。
特に、今回のように塗装済みの壁の一面を上から塗るだけならば、作業量も少なく楽しんで作業できるはず。特殊な道具もいらないですし、ふだんDIYをあまりやらない人にもおすすめのリフォームだと思います。子どもと一緒に作業とかもいいかもしれない。

次回は背面の壁の収納棚をオレンジ色に塗装します。