(84)ユカハリタイル「コグチ」をボンドで床に接着する
前回、1階の床に貼る2種の床材(コグチタイルとモザイクタイル)を準備しました。
今回から実際の施工に入ります。
モザイクタイルは世田谷のマンションでも何度も貼ってきました。
コグチタイルを貼るのは初めてですが、裏側がゴムになっているので、
ボンドで貼れば問題なさそうです。
実は、このユカハリタイルシリーズは、接着せずにただ置くだけの使用を想定している商品です。
しかし、うちの場合はモザイクタイルとの「ミックス貼り」。
モザイクタイルがボンドと目地で固定される以上、ユカハリタイルのみ置くだけというわけにもいかないので今回はボンドで接着します。
やり直しがきかないので、きれいに収まるように慎重に仮置きして準備したいと思います。
まずは洗面スペースの床にモザイクタイルを置いていきます。
ここに、1シートずつ置いていきます。
半端な部分はカッターでシート裏のネットをカットしながら。
洗面スペースに続いて、コグチタイルも置きます。
コグチタイルは天然木ですから、当然色合いにバラつきがあります。
そこに配慮しながら、市松っぽくなるように配置しました。
50ミリ角のタイルは裏のゴムシートでつながっているだけですから、
カットするのは簡単。
DIY向きの素材ですね。
ひとまずノーマルに配置できました。
これでも十分きれいですが、両者の境目がミックスになるように置き換えていきます。
ここからは感覚勝負。
ランダムは意識しすぎるとわざとらしくなりそうな気がするので、パッパッとモザイクタイルを置いていきます。
理屈抜きの楽しい作業。
レイアウトが決まったら、次はコグチタイルをカットして取り除き、
モザイクタイルをはめ込んでいきます。
ところどころタイルの「飛び地」があるのがポイント。
これがやってみたかったんです。
仮置きが完了しました。
完成に向けて早くも胸が高鳴りますが、逸る気持ちを抑えてスキマを埋める作業を。
コグチタイルは50ミリ角なので、当然こういうスキマがところどころにできます。
これについては、ひとつずつノコギリで切らなければなりません。
採寸してカット部分を決めたら、
細かい加工なので小さめのノコギリで。
こんな感じにカットできました。
が、入らない。
ちょっと大きかったか。
ヤスリで削ってサイズを調整します。
今度こそ……入るか?
入った!
よかったよかった。
近づいてみると、スキマが目立つ素人クオリティですが、それはそれ。
こだわり始めるとキリがないので、どんどん進めていきます。
階段まわりもカットしました。
これがなかなか面倒くさいので階段の下部分は計画を変更。
こんな感じに一枚を置いて済ませることに。
デザイン的に面白いし結果オーライ。
スキマがぜんぶ埋まったがら、コグチタイルから接着開始です。
使うのはこちらの「ボンド G17」( 170ml )。
ゴム・革・金属など、異素材を接着することができます。
もちろん、ゴムと木材もOK。
170mlサイズにはノズルがついています。
これを装着すると、広い面積に塗りやすいというわけ。
ざっくり塗って、
塗って、
位置を合わせて、
慎重に貼ります。
同じ要領でほかの箇所も接着していきます。
すごく簡単でした。
ところが!
毎度のごとく、ここにも落とし穴が待ち受けていたのでした。
乾いたあとの写真をごらんください。
わかりますか?
ボンドをバッテンに塗った跡がうっすら表面に見えてしまってるのです。
木材の中をボンドが浸透してしまったのでしょう。
やっぱり本物の木の扱いは難しいです。
まあ、光が当たっているときに目を凝らして見えるていどなので、あきらめます。
めげずに、次回はモザイクタイルを貼ります。