(18)ウッドデポの木製ドア~購入から設置まで
さて、ドアについて延々書いてきましたが、今日で最後となります。
今回は、前回検討した「ウッドデポ」(WOOD DEPOT)のドアをオーダーするところから、実際に設置するまでをリポートします。
まずドアを施主支給する上で大前提なのは、しっかり工事業者さんに相談しておくこと。
以前も書きましたが、開き戸の設置と調整は技術的には難しい作業。
施主支給するとなれば、本当に問題ないかを事前に確認するのは必須です。
ホームページの情報を業者さんに送り、GOサインをもらってからオーダーします。
迷うのがデザインの問題です。
予算的には、いちばん安いシンプルなタイプを選ぶべきですが、
ラインナップを見ていると小窓がついたタイプもいいんですよね。
差額はおよそ1万円。
無垢材のドアとの差額を考えれば安いものか……と自分に言い聞かせて窓付きに決定。
ドアレバーもほんの少し高めのものを選びました。
総額はこんな感じになりました。
最安値でまとめた場合(およそ7万円)より1万5千円ほどアップしてしまいました。
注文時にグレードアップしてしまうのは、リノベーションあるあるですね。
でも、「これだ!」って思っちゃったから仕方ないです。
そうそう、施主支給にあたっては納期の確認もお忘れなく。
いつまでに現場に商品が到着していれば問題ないかを事前に確認し、余裕を持ってオーダーしました。
現場にドアが到着しました。
山小屋には誰かが常駐してるわけではないので、受け取り日を指定してもらい自分で受け取りました。
遠隔地での工事はこういう作業ひとつでも大変です。
ここから先は大工さんのお仕事。
設置していただいた後。
やっぱり木のドアはきれいですね!
何もしていない無塗装の状態ですが、これはこれで清楚な印象でいいです。
小窓もガラスもイイ感じ。
思い切って窓付きを選んで正解でした。
開け閉めもスムースで使用感も問題なし。
大満足だったのですが困ったこともありました。
設置から2週間くらい経ったときのこと。
現場を訪れた際、大工さんにこんなことを言われました。
「このドアだけど、湿気でどんどん膨らんでるんだよ。
この前も戸が当たるようになってきたから削ったんだけど、
また膨らんできてるんだよね」
季節は梅雨。
ただでさえ強烈な山小屋の湿度がさらに上がっていました。
ちょっと工事のタイミングが悪かったですね。
幸い、梅雨の終わりとともにドアの膨張は解消され、これ以上削らないで済みました。
設置後の湿度コントロールは計画しているので、次の梅雨は問題ないと思います。
ウッドデポのドアは総無垢材ではないので、削りすぎると芯材に到達してしまう恐れがありますので、少しヒヤリとしました。
商品としてはそれも想定して端部分の突板を厚めにしているようですが、このへんは総無垢材のドアにくらべると心配なのかもしれません。
もっとも、この湿気を考えると総無垢材のドアだったら本体全体が反ってしまってもっと深刻な事態になった可能性も十分ありえます。
本物の木材でできたドアを導入する難しさを実感しました。
ちなみに、仕上げはDIYでオスモカラーを塗りました。 詳しくはまた別の機会に。
完成後の写真。
いかがですか?プロの写真の効果もありますが、なかなか雰囲気のある空間に仕上がりました。
本当にいろいろ悩んだのですが、最終的な出来には満足です。
あとから気づいたのですが、外からもドアが見えます。
少し背伸びして木製ドア、おすすめです。