(270)トイレのタイルにライトグレーの目地を入れる
前回、トイレの壁と床に2種類のタイルを張り分けました。
今回はこのタイルに目地を入れたいと思います。
ちなみに、左右の壁のタイルは既存のまま。
このタイルの目地がライトグレーなので、これに合わせてライトグレーの目地を準備してみました。
イナックス(INAX)の目地材「スーパークリーンバストイレ」の「ライトグレー」です。
スーパークリーン バス・トイレ MJS/SS-32K(ライトグレー) / LIXIL INAX 価格:1,340円 |
商品ページの色見本を見るかぎり既存の目地材とマッチしそうな色ですが、さてどうでしょうか。
作業に入る前に昨年のキッチンでの失敗を振り返りましょう。
目地幅が狭すぎたのか目地材がゆるすぎたのか、できあがった目地はガタガタ。
痛恨の失敗でした。失敗の原因がいまひとつはっきりわからないのが不安ですが、タイルDIYに半端に慣れてしまって油断したことが背景にある気がします。妙な自己流で失敗しないようにするため基本に忠実に作業することに重点を置きたいと思います。
施工面積が広いので、一度に作業するのは不安です。ひとまず1キロ作ってみることにします。
しっかり量って指定の分量どおりの水(1キロにつき250ml)を用意しました。
水を加えて練り上げます。はじめはボロボロとしていますが、混ぜていると徐々に固まりになっていきます。ムラがないように入念に。
目地入れにはこのゴムベラを使います。
目地材をヘラに取り、押し込むように目地に入れ込みます。
小さめのモザイクタイルの場合、まんべんなく目地を行き渡らせるのが大変なのですが、大きめのタイルは目地めがけて目地材を入れればいいので比較的やりやすいです。
背面の壁と側面の壁の継ぎ目に当たるコーナー部分はヘラでは目地材を入れづらいので、指先で整えながら入れました。太めの目地なのでけっこう目地材を使いました。
目地材が行き渡ったら、余分な目地材をヘラで削り取るように取り除いて整えます。
続いては水を含ませて絞ったスポンジで目地をふきます。
余分な目地をふき取ると目地のラインがはっきり見えてきます。スポンジに付いた目地材を洗い落しながら根気強く作業します。
スポンジでふき終わりました。
かたく絞った雑巾で表面に残った汚れをふいてきれいにします。
最初の1キロの目地で壁の途中まで目地が入りました。両端の太い目地部分でたくさん使ってしまったせいか、予想よりも早くなくなった印象です。
このあとも同じ要領で壁の残りと床までタイルを入れました。
500グラム追加してもここまで。あと500グラムじゃ足らないか……。
さらに1キログラムですべての目地が埋まりました。なかなか美しい仕上がり!
最後に練った1キロの目地材は思ったよりも残ってしまいました。ぜんぶで2.5キロ練りましたが、使ったのは2.2~2.3キロくらいという感じでしょうか。目地量の見当をつけるのは難しいです。
慎重に作業したせいかミスらしいミスは見当たりません。
目地にデコボコもなく、かなりきれいにできました。
気になるのは既存の目地色との落差。ちょっと濃すぎたかもしれません。乾けば色は落ち着きますから、翌日まで待つことにしましょう。
乾いたあとの目地。やっぱり既存の目地よりもちょっと濃いですね。というか、もともとの目地のライトグレーが黄色がかっているのに対し、今回新たに入れた目地は青みが強い気がします。目地の太さで印象が異なるのも関係あるかもしれません。やっぱり目地は難しいな……。
これは便器設置後の写真ですが、離れたところから見ても両サイドの既存タイルにくらべて床と背面の壁は目地が目立っているのがわかります。ちょっと失敗した気もしますが、これにてトイレのタイル張りは完了。ひとまず水道屋さんに便器を設置してもらうことにします。
DIY作業をトイレから始めたのは便器がない期間をなるべく短くしたかったからなのです。母屋のトイレを使うことができなくても代わりに離れのトイレを使うことができるので大きな問題はないといえばないのですが、夜中や雨天にいったん家を出てトイレに行くのはやっぱり面倒。母屋で用を足せるに越したことはありませんから。
次回も引き続き水まわりの内装DIYをおこないます。