(91)サンゲツの「ココフロア」と壁紙のコーディネートに悩む
前回、2階の床材に選んだのがサンゲツの「ココフロア」でした。
今回は「ココフロア」と壁紙とのコーディネートを考えます。
向かったのが恵比寿にあるWALPA(ワルパ)。
2万点のラインナップを誇る輸入壁紙専門店です。
第75回で書きましたが、壁紙についてはイギリスの壁紙メーカー「コール&サン」(Cole & Son)社の「ノーチラス」(Nautilus)を選びました。
壁紙選びにあたっては床との組み合わせも重視しました。
サンゲツのショールームでいただいた「ココフロア」のサンプル3色を片手に、
壁紙サンプルとならべてコーディネートをいろいろと試してみました。
まずは「ノーチラス」と最後まで迷った「ウッズ&スターズ(Woods & Stars)」との組み合わせからごらんください。
「ウッズ&スターズ」はカラーバリエーションも豊富で、
色によって印象もちがいます。
カタログの壁紙サンプルの下に、相性の良さそうな「ココフロア」を置いてみましょう。
ぜんぜん印象がちがうと思いませんか。
「白×白」でシンプルにまとめるのと、「紺×ベージュor白」でコントラストを出すのとでは、部屋の明るさも変わってくるはず。
「ノーチラス」のほうも色々なカラーバリエーションがあります。
淡いグリーンにピンクのアンコウが引き立つバージョンや、
全体的にグレイッシュにまとめられたバージョンも。
これらと3色の「ココフロア」の組み合わせとなると、「ウッズ&スターズ」以上に印象の幅が広がります。
淡いグリーンに白やベージュを組み合わせると、優しいガーリーな印象になります。
これはこれでおしゃれ。
グレイの「ノーチラス」に白の「ココフロア」は、
おー、ストイックな感じですね。
山小屋のイメージとはちがう感じですが、モダンなインテリアの部屋にもマッチしそう。
最終的に採用した「ノーチラス」にしても、3色を置いてみると、ぜんぜん印象がちがいます。
それでも、3色それぞれに形になりそうだと直感しました。
このカラーの「ノーチラス」を選んだ理由のひとつです。
3色の中でいうと、当初は「白」か「ベージュ」で明るくまとめる方向で考えていました。
2階は日当たりが悪いのと「こげ茶」では印象が強すぎるかなと思っていたからです。
幸い「ココフロア」は納期が短めだったこともあり、最終的な決断は壁紙が仕上がった現場で下すことにしました。
この床に実際に3色の「ココフロア」を置いてみます。
あれ?なんだか「こげ茶」がいい感じがする。
空間にメリハリが出る感じ。
お店でくらべたときになかった木材の要素が加わったせいか、「こげ茶」がしっかりなじんだ印象を受けました。
多少、部屋が暗い印象にはなりますが、落ち着いた雰囲気になるともいえます。
それに、この色ならちょっとやそっとの汚れでも目立ちません。
というわけで「こげ茶」の「ココフロア」に決定。
となれば、次のステップは具体的に必要な数の計算です。
毎回毎回、面倒だなあと思いつつも、手を抜けないプロセスでもあります。
まず「ココフロア」のサイズを押さえておくと「50センチ×50センチ」。
2階の間取りに配置してみます。
ちょっと見にくいのですが、オレンジのラインが「ココフロア」のレイアウト。
センターをきちんと取って、両サイドに均等な余白を残すやり方ですが、ちょっとめんどくさい気も。
余白は片側に寄せてしまうことにしましょう。
これまた雑な書き込みですが、だいぶ具体的な枚数が見えてきました。
余った部分をうまく使いまわしてギリギリ32枚くらいの計算。
本音をいえば、余裕を持って数枚余計に注文したのですが、「ココフロア」は1ケース16枚入りなので、仕方ありません。
何度も計算して確認しましたが、なんとか32枚で収められると判断しました。
購入したのは、こちらの「和光堂PRO」というショップ。
価格もリーズナブルですし、接着剤などの副資材もまとめて買えるのでおすすめです。
接着剤もあわせて「48,240円」。
マンションで採用したフロアタイルよりちょっとお高めですが、フローリングにくらべるとぐっとお安い、そんな価格帯です。
ちなみに、品番は「GT-778-T」ですが、現在は品番が変わり「GT-932-T」となっているようですのでご注意ください。
次回はDIYで「ココフロア」を施工します。