(146)「スライスウッド」をDIYで丁寧に貼る①~下準備の塗装編

インテリア

いつもならゴールデンウィークは山小屋に行って、家族とのんびりしたり、遊びに来た入居者さんのアテンドをしたりします。

山小屋の風景

今年はコロナの影響で山小屋に行くこともかなわず、世田谷の自宅で過ごしました。

せっかくのまとまった休みを活用すべく、5/3から5/6の4日間をかけて「ステイホームでDIY」することにしました。

チャレンジするのは、前から目論んでいた自室の壁の模様替え。

すでに材料と道具はそろえてあるので、ステイホームにうってつけと言えましょう。

工事するのは、

桐箪笥の横の壁

以前もご紹介した祖母の遺品の桐箪笥の横にある壁です。

この壁、古いアンティークの建具を施主支給した際、一緒に造作してもらった戸袋です。

建具の施主支給については、日刊Sumaiの連載で書きましたのでそちらをどうぞ。

よいしょと桐箪笥をどけました。

工事前の壁

この壁の何が気に入らないというわけではありませんが、アンティークの建具とならぶと、少し素っ気ない気もします。

工事前の壁

そこでこの壁に木材を貼り付け、建具にそろえた色合いに塗装したいと思います。

貼りつけるのはtoolboxの「スライスウッド」。

山小屋の2階の壁にDIYで貼りつけたのと(ほぼ)同じ商品です。

あのときはスケジュールに余裕もなかった上に施工面積もかなり広く、細かい点にこだわってはとても終わる気配がなく、完成度よりもスピード重視の「ゆるいDIY」でした。

今回は時間にも余裕があって、施工面積も狭いので、丁寧な作業ときれいな仕上がりを目指したいと思います。

参考にするのは、toolboxが提供する「how to make」というハウトゥ解説ページ。

【toolbox】

how to make「オーク材の腰壁をつくってみた!

山小屋の工事では真似できなかった細かい気配りを参考にしたいと思います。

さて、作業のスケジュールですが、基本的には午前中だけを作業に充て、一日一工程を目安に、うんざりする前に終え、余裕を持ってDIYを楽しむつもりです。

世田谷のマンションの倉庫に1ケース余っていた「スライスウッド」を引っ張りだしてきました。

「スライスウッド」

何度か使おうと開封してはそのときの現場の都合などで見送りになり、封をして倉庫にしまう……というのを何度も繰り返してきたため、梱包がぐちゃぐちゃです。

開封すると、ぱっと見いつもの「スライスウッド」ですが、

「スライスウッド」

横から見ると、

「スライスウッド」

この薄さ。

梱包の表記を見ると、

「スライスウッド」梱包の表記

なんと厚さ2.2ミリ!

山小屋の2階に貼った「スライスウッド」(現行商品)は4ミリですから、約半分です。

実はこれ、だいぶ前に廃番になってしまったタイプ。

注文履歴を探してみたら、なんと2016年のものでした。

「スライスウッド」注文明細

そうそう、このときは「オークの挽き板」という商品名だったんですよね。

反りが出やすかったり、強度に不安があったりもするのですが、薄いぶん加工がラクだという利点もあります。

今回は世田谷の狭い自室での作業ですから、この点は助かります。

1ケースあれば壁一枚は余裕でいけるはずなので、必要な枚数の計算はしません。

が、下準備が少々やっかい。

壁を囲む枠をよく見ると、

壁を囲む枠

塗装がけっこう雑なんですよ。

試しに「スライスウッド」をあててみると、

壁を囲む枠に「スライスウッド」をあてた

枠の側面が見えてしまって、雑な仕上がりになりそうです。

また、足もとに目を向けると、

壁の下側の枠

壁の下側の枠だけ壁と同じ色に塗られています。

このまま「スライスウッド」を貼ってしまうと、枠だけが浮いてしまうのはまちがいありません。

面倒ですが、下準備に塗装せざるをえないでしょう。

困ったことに、室内のペンキ塗装部分は、塗装屋さんに調色して作ってもらった色を塗っていますから、同じ色は手元にありません。

色を混ぜれば近い色は作れますが、さすがにそこまでする気力はなく……。

ペンキのストックをあさったところ、わりと近そうな色を発見することができました。

アトムハウスペイント「オールマイティーNeo」

アトムハウスペイント「オールマイティーNeo」シリーズの「コーヒーブラウン(こげ茶)」です。

「コーヒーブラウン(こげ茶)」

ホームセンターなどでよく見かけるおなじみのペンキです。

開けてみてくらべると、ペンキのほうが濃いブラウンなのですが、そこまで違和感はなさそうです。

既存の枠とペンキの色を比較

これでチャッチャッと塗ってしまおうと思います。

塗装箇所の汚れを拭いて、

塗装箇所の汚れを拭く

マスカーで養生します。

マスカーで養生

念のために上にピクニックシートを重ねます。

ピクニックシートで養生

ハケは大小2本を用意。

ハケ大小2本

まず細かいところを細い筆で塗ります。

細い筆で塗る

枠の側面も塗っていきます。

枠の側面を塗る

枠のオモテ面などに養生しなかったのは、面倒くさかったからもありますが、養生テープで塗膜がはがれてしまうのが怖かったためです。

塗っていくと、もともとの塗装の雑さがとにかく目につきます。

枠の側面

職人さんもいろいろ。

プロがやってもこんなことがあります。

怒ってるわけじゃありません。

自分も今まで気づきもしませんでしたし。

このブログでは何度も書いてきましたが、世の大半の人にとっては、工事の細かい仕上がりなんて目にも入らないもの

DIYをするときはそれを思い出して、適度に手を抜きつつ、くじけないように気持ちを保つようにしています。

こだわりすぎるとガッカリするばっかだしね。

さて、細かい塗装を終えたら、残りを太いほうの平筆でどんどん塗ります。

太いほうの平筆で塗る

壁の内側には板を貼るので、はみ出しも全然OK。

こちらが塗装後。

一度目の塗装が完了

一度塗りではムラが目立ちます。

塗りムラ

乾くのを待って二度塗りしました。

二度目の塗装中

右側が二度塗り済みのところ。

色がしっかり乗っているのがわかりますでしょうか。

塗装完了。

二度目の塗装が完了

枠の横だけ塗った箇所を見ると、

塗装後の枠

面ごとに光の当たり方がちがうので、別の色を塗ったとわかりづらいのですが、

塗装後の枠

同じ面だと、さすがに境目が目立ちます。

でも、これは覚悟していたことなので、仕方ありません。

下準備の塗装が完了

ひとまず今日は枠の塗装が済んだのでよしとしましょう。

明日(次回)は「スライスウッド」を枠に合わせてカットします。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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