(152)すりガラスの窓を透明ガラスに交換してもらった
我が山小屋のささやかな自慢は窓から臨める竹林の風景です。
リノベーションにあたっては、けっこうな予算を割いて一階に大きな窓を設置しました。
おかげで超狭小空間ながら、面積よりも広く感じられる空間ができたと自負しています。
しかし、予算の関係上、ほかの窓は既存のものをそのまま残し、特に手を入れませんでした。
これはリノベーション完了直後に撮影してもらった写真。
ごらんのとおり窓ガラスは元々設置されていたすりガラス(曇りガラス)のままなので、窓を開けないと外の景色は見えません。
でも、工事が終わって落ち着いてみると「せっかくなら二階からも竹林が眺められたほうがいいな」と思うようになりました。
ちょうど母屋の割れたガラス戸を交換したいと思っていたので、母屋のメンテナンスでいつもお世話になっている地元の業者さんにお願いすることに。
工事当日は、梅雨入り前で気持ちよい天気(たまたま時期がかぶってますが、昨年2019年の話です)。
ガラス屋さんが来て「一階の窓ガラスを施工したのも自分なんです」とあいさつされて驚きました。
離れの工事は世田谷でお世話になっているT社が多摩エリアの会社の協力を得て職人さんを手配してくれているのは以前も書いたとおりです。
今回はそれとは別のルートで地元の工務店に頼んだにもかかわらず、です。
依頼した業者がちがっても、結局、同じ人が来るとは。
でも、都心とちがって職人さんは限られるので、そんなにびっくりする偶然ではないのかもしれませんが。
さて、こちらのガラス屋さん、うちの山小屋をわりと面白がってくれて、当日の作業の様子も快く撮影させてくれました。
まず、窓を外して外に持ち出します。
窓を外した窓からの景色を初めて見たのですが、
まるで一幅の絵のよう。
換気の問題とかなければ、一階と同じくはめごろしの一枚ガラスを入れたいくらいです。
僕がそんなことを考えているあいだにも、ガラス屋さんは手際よく作業していきます。
枠からすりガラスを外し、
サクッと新しい透明ガラスに交換。
これを窓にはめ直して終了。
外の景色が一望できるようになり、印象がガラリと変わりました。
プロの写真でどうぞ。
なんだか部屋が明るくなったような気がするなあと感想を漏らすと、ガラス屋さんが「透明ガラスのほうが光を通すから室内が明るくなるんですよ」と教えてくれました。
言われてみれば納得です。
そういえば、以前山小屋を見に来てくれた東京R不動産の室田さんが「窓ガラスを変えるだけで物件の印象は全然変わりますよ」って言ってたっけ。
世田谷のマンションだと隣家も近くて人目も気になるから簡単には決められませんが、一考の価値ありと実感しました。
山小屋の二階には天童木工の低座椅子を置いているのですが、これに座って外の竹林など眺めるとそれだけで気持ちいいものです。
ゲストの方々にもきっと喜んでいただけると思います。
気になる交換料金ですが、ほかの工事とあわせて依頼したので詳細は僕にもわかりません。
あらためて請求書を見直したら、
雑工事一式、以上。
こういうのって細かく書かない業者さんは書かないんですよね。
参考までに依頼した工事を思い出してみると、
・二階の窓ガラスの交換(引き違い窓2枚)
・母屋のガラス戸(破損した箇所)を交換
・スイッチをひとつ交換
の3点だったはず。
スイッチは、以前も書いたコンセント一体型のアメリカンスイッチの交換です。
そう考えると、ガラスの交換自体は4~5万くらいでしょうか。
二階の窓単体だと約3万くらいですかね。
窓ガラスの交換というと大抵は破損が理由ですが、今回は「眺望の改善」というちょっぴり贅沢な理由でした。
部屋の雰囲気は想像以上に変わりますし、模様替えの際に検討する価値は十分あると思います。