(282)コルクタイルに汚れ防止剤を塗る
前回、いろいろと苦戦しつつも、なんとかコルクタイルを床に張り付けました。
今回は仕上げに「汚れ防止剤」を塗布します。
コルクタイルは無塗装の状態だと、歩いたときに微量のコルクの粉がついてしまうことがあります。今回は水まわりですし、素足で歩いて足の裏が汚れるのもイヤなので、メーカーの推奨にしたがって「汚れ防止剤」を塗ることにしました。
こちらがコルクタイルと一緒に購入した「汚れ防止剤」。
裏面の説明を読んでみると「施工3日以降に塗布してください」とのこと。なんでも接着剤が硬化する前に塗るとコルクが縮んで剥がれてしまったりするそうで、逸る気持ちをグッと抑えて1週間ほど待ちました。
防止剤がまわりの壁に付かないように養生したら、
塗装準備は完了です。
防止剤を容器に移してみるとシーラーのような白っぽい見た目。
コルクタイルの端切れに試し塗りしてみました。
けっこう白っぽくなりますね。ムラも気になります。仕上がりが気になるので乾くまでしばらく待つことにしました。
防止剤が乾いたあと。白っぽさやムラは消えましたが、思った以上に見た目に変化があるのに驚きました。無塗装の部分とくらべて表面にツヤが出ました。塗装前と塗装後ではだいぶ印象が変わりそうですが、濡れ色がついて色が一段濃くなると色的には周囲の壁とマッチしそうに思えたので予定通り塗ってみることにしました。
最後に足の逃げ場が確保できるように部屋の奥から塗っていきます。
ハケにあまり塗料をつけ過ぎないように注意しながら塗装。
慎重に塗っても多少のムラは残ってしまいますが、乾いたら目立たなくなることを期待しましょう。
最後はドアまわりを塗って部屋から出ました。
ごらんのとおり塗り終えた直後はツヤツヤで心配になりますが、
しばらくすると乾いてツヤも落ち着きました。
予想したとおりムラも目立ちにくく、きれいに塗れた感じがします。
ただ、ムラができないように慎重になり過ぎたせいか、ところどころうっすら塗り残しができてしまいました。このまま放っておくこともできたのですが、重ね塗りをしてみることにしました。
一度目と変わらず、防止剤をハケで塗り広げていきます。ムラも目立たなかったので気楽な作業です。
二度目の塗装が完了したところ。実はここで怠け心からまたもミスを犯してしまいました。
どうせムラにならないだろうと、洗濯機置場と洗面台で隠れる周辺は手間を省いて二度塗りしなかったのです。これが失敗でした。
乾いてみると、この二か所だけ明らかに色ツヤがちがうのが一目でわかってしまいます。この防止剤、重ね塗りをしたぶんだけ色が濃くなっていくようです。くっ、一度塗りでやめておけばよかった……。
いくらあとあと隠れて見えづらくなる場所とはいえ、このままだとあまりに不自然です。
仕方ないのでこの部分も追加で上塗りすることにしたのですが、
乾いたあとは塗り直した部分にだけはっきりムラが出てしまいました。塗料が重なった部分だけ結果的に三回塗りになってしまったせいでしょう。
少し離れて見ても、ムラがわかります。失敗した……。
しかし、後悔、先に立たず。もうこれ以上リカバリーはききません。手を抜いたのは自分なので結果を受け入れるしかありません。
これは後日、洗濯パンを設置した後の様子。
ムラの大部分は隠れましたが、両端にははっきりと残ってしまいました。残念です。
とまあ、失敗もしたのですが、全体の色合いとしてはダークブラウンの落ち着いた色味に仕上がった点は満足しました。
塗装前のコルクタイルとくらべてみると色が濃くなってツヤが出たのがよくわかります。ツヤの有無は好みが分かれるところでしょうが、ニス塗装したドアにもツヤがあるので、そんなに気になりませんでした。
むしろ、防止剤を塗ったおかげで色の濃さは増したので全体のカラーバランスとしてはさらによくなった印象です。
これにてコルクタイルのDIYは完了です。次回はトイレに設置した照明の話をします。