(342)食器棚の天板にモザイクタイルをDIYで張り付ける
引き続き食器棚のDIYを続けます。
前回は棚の上にはめ込む天板を製作しました。
今回はここにモザイクタイルをDIYで張り付けます。
タイルDIYについてはついこないだ詳細に書いたばかりなので、接着方法や目地入れなどの基本についてはそちらをごらんください。
■天板ピッタリに収まるレトロなタイル
選んだタイルはこちら。
デッドストックの昭和のタイルです。
このブログでも何度もご紹介してきた作善堂で見つけました。
画像には作善堂のYahoo!ショッピングのページにリンクが張ってありますが、デッドストックものなので遠くない将来売り切れてしまうでしょう。
ムラのある独特な模様も気に入ったのですが、天板にちょうどピッタリ収まるサイズが決め手でした。
模様2枚分をならべて横幅18センチ。
天板に4枚分をならべると、ちょうど4分の1が埋まりました。
模様16枚できれいに天板に収まりました。こういう柄物のタイルは収まりがよくないときれいに見えませんから、サイズは本当に重要ですね。今回はたまたま天板にぴったりなものが見つかってラッキーでした。
接着する前にひと工夫。
タイル表面の色ムラを見ながら、きれいに見えるようにならべかえてあげます。
色の薄いタイルを中心に集め、濃い目のものを周囲に配置しました。ランダムに置いたときよりもきれいに見えるようになったと思います。
■1ピースずつボンドを塗って接着する
ここまでやると一度ぜんぶのピースを取り出してから張り付けるのは面倒ですし、接着したときに収まりにズレが生じてしまう怖れもあります。
そこで、タイルを1ピースずつ取り出し、
小さなヘラに取ったタイル用ボンドを直接塗り、
張り付けていくという方法を取ってみました。
手作業で張り付けるのでこんなふうに傾いてしまうことがあります。
つまようじでちょんちょんとつつきながら位置の細かな調整をおこないました。
1ピースずつ張り付けたおかげで仮置きのときの見た目のまま、きれいに張ることができました。
■ブラウンの目地を入れたら天板が完成
一晩置いてしっかり接着されたのを確認したら、今度は枠の部分を養生して目地入れです。
使用する目地材は「名古屋モザイク」の「アートパステルメジ」の「AMJ-P 06」です。
名古屋モザイク 内装壁用目地材 アートパステルメジ AMJ-P06(りきゅうちゃ) 1箱5kgパック2袋入 価格:5,885円 |
この目地材、以前母屋のキッチンの壁に目地入れした際に失敗したときと同じもの。
あのときは水を足し過ぎたせいか、うまく目地入れできませんでした。
今回はしっかりと水の量を量って慎重に目地を練りました。
ちょうどいい固さだと思います。
ちなみに、失敗したときの目地はこんな感じ。
一目でぜんぜんちがう……あのときはなぜ失敗したかわからなかったのですが、今思うと目地がゆる過ぎたのが原因だと思います。
できあがった目地をタイルの上に出し、目地入れ用のゴムベラで目地の中に押し込んでいきます。
ざっくりと目地を入れ、
タイル表面の余分な目地をそぎ取り、
水を含ませたあと絞ったスポンジで表面をふき、
固く絞った布巾でさらに目地をふき取ります。
目地の表面が乱れたところが見つかったら、
指先で整えてきれいにしてあげましょう。
仕上げにキッチンペーパーでふき上げてやったら、
完成です。床や壁に目地を入れるのとちがって施工面積が小さいので、あっというまに作業が終わりました。
■火鉢の箱をアレンジした食器棚のできあがり
目地が乾くのを待って完成です。
茶色のタイルに茶色の目地はぴったりはまりました。レトロな喫茶室の壁とかに張られてそう。
できあがった天板をのせて完成です。
前回も書きましたが、天板・火鉢の外箱・ローテーブルの脚と3つのパーツはそれぞれ枠ではめ込むだけでネジや接着剤による固定はしていません。ちょっとやそっとの振動では外れることはありませんし、移動することもないですからこれで大丈夫だと思っています。
高さをそろえたので作業台の延長としても使えて便利。
中にはコの字型のアクリル台を置き、
コーヒーの道具やカップなど、使用頻度の高い食器を収納しました。
妻はこの天板の上でコーヒーを淹れます。タイルは耐熱性能が高いので、熱い飲み物も気軽に置くことができるので便利です。
しかし、いざ使い始めてみるとこの食器棚を照らす照明がないせいか、いまひとつ手元が暗いのが気になりました。次回は、この食器棚の上にペンダントライトを設置します。