(523)マンションの玄関土間に張ったタイルを一挙紹介する
うちのマンションでは、部屋をリフォームするたびに玄関土間にさまざまな種類のタイルを張ってきました。今回はそれらを一挙に紹介しつつ、玄関土間にタイルを張るうえで注意したいポイントにも触れたいと思います。
■タイルDIYは小さめサイズを選ぶと収まりがつきやすい
まずは、ここ数回お話している部屋の玄関から。
この記事で書いたとおり、この部屋ではホワイトをベースにダークブラウンとブラックでアクセントをつけ、渋めの内装をめざしました。
玄関に張ったタイルはこちら。
釉薬のニュアンスによって中心のブルーとエッジのブラウンが絶妙に合わさっています。落ち着きのあるトーンがこの部屋のインテリアに合うと考えました。
25ミリ角という小さめなサイズのおかげでカットなしで収まりました。タイルDIYにあたっては、カットなしで収まるようにタイルを選ぶと作業の難易度も下がり、きれいに仕上げやすくなります。
光が当たってもきれいです。
このタイルは以前ご紹介した作善堂で販売されていた「美濃焼タイル モザイクタイル 25mm角 釉変ブルーブラウン (PT25-Y5)」ですが、残念ながら現在では取り扱いが終了になってしまっています。
うちのようなレトロなマンションはもちろん、北欧インテリアの部屋などにもマッチしそうな色合いだったので残念です。
■小粒のピクセルタイルでアクセントをつけた土間
小粒のサイズのタイルを選んで、色でアクセントをつけるのも楽しいです。
グレーをベースにホワイトでラインを入れてみました。
使ったのはtoolboxで取り扱いのある「ピクセルタイル」。
【toolbox】ピクセルタイル
施工の模様については過去の記事をどうぞ。
接着前にひと手間をかけることでずいぶん印象が変わりました。
異なる色のタイルをならべるのは手間でしたが、1.5センチにも満たないミニマムなサイズのおかげで、土間にきれいに収まりました。
■7センチ角のタイルを張った事例
とはいえ、もう少しサイズが大きいタイルを張りたくなるときだってあります。
これは同じくtoolboxで購入した「古窯70角タイル」のミッドナイトブルー。
【toolbox】古窯70角タイル
その名のとおり一辺が70ミリ(=7センチ)の大きめなタイルです。
幸い、我が家のマンションの土間にはタテ11枚×ヨコ11枚でぴったり収まる計算だったので採用しました。事前のサイズ確認、やっぱり大事なポイントです。
■六角タイルでカラーバリエーションいろいろ
前々回、トイレの床に六角形のタイルを張りましたが、
この色違いを玄関土間に張ったこともありました。
ベージュや、
ブラウンなど、カラーバリエーションも豊富。
19ミリ×22ミリという小サイズに加え、半マスのタイルが用意されているので施工もしやすくておすすめです。
他にもさまざまな色が用意されているのでお好みでどうぞ。
別のタイプの六角タイルを張ったこともありました。
こちらは作善堂で見つけた「22mm六角形 美濃焼 モザイクタイル タイルシート ネズミ 670」。
先ほどの六角タイルとくらべてツヤがあり、色に個体差があるのが特徴です。
■玄関土間にモザイクタイルを張るデメリットは?
あまり見かけないかたちですが、三角形のタイルを採用したこともありました。
スカイブルーとホワイトのミックスです。タイルオンラインで購入しました。
ショップでミックスを注文できるので(1シートあたり+300円)、「白(RG-1)」と「水色(RG-14)」の2色を交互にならべてもらいました。
個性的な仕上がりには満足していますが、ここでひとつ注意点を。
モザイクタイルを玄関に張った場合、靴底との相性が悪いと滑りやすくなることがあります。
特に、このタイルのように表面がツルツルなモザイクタイルは濡れていると滑りやすくなってしまうのです。
うちのマンションは1メートル×1メートルにも満たない小さい玄関ですから、壁やドアに簡単に手をつくことができるのでほとんど心配ありませんが、広い玄関ともなると転倒のリスクには注意が必要。年配の方がお住まいの家などではモザイクタイルではなく、外履きで使用可を謳っているタイルを選んだほうがよいかもしれません。
また、明るい色でツヤのあるタイルを選ぶと、土や埃が目立ちやすいのもデメリットといえばデメリット。とはいえ、タイルという素材は傷がつかないかぎり大抵の汚れは落ちますし、ゴミが目立つので掃除しやすいとポジティブにとらえることもできますから、致命的な欠点ではないと思います。
ちなみに、モザイクタイルというと割れを心配する方もいると思いますが、よほど重いものを落としたりしないかぎりは、まず割れることはありませんし、うちのマンションでも破損が起こったことはありません。その点はあまり心配はいらないといえそうです。
■手ごろな価格で玄関を劇的に変えられるのが大きな魅力
小さなデメリットはあるものの、家の「顔」ともいえる玄関の印象をがらりと変えることができるのはやはり大きなメリット。
地味だった玄関が劇的に変身します。平面なのでDIYでの施工もしやすく、費用もわりとリーズナブルなのもうれしい。
DIYした場合の費用の一例を挙げると、先ほどの三角タイルだと12,000円ほど。
道具や細かい消耗品などを含めたとしても1万5千円くらいでしょう。
タイルの種類によって予算は変わるものの、我が家と同じくらいの面積ならばだいたい1万5千円から2万円くらいで収まると考えていいと思います。プチリフォームの予算としては悪くないと思います。
なお、以前、プロに施工をお願いしたときの工事費用は材料費込みで「55,000円(税別)」ほどでした。
1平米に満たない面積でこれはなかなかですね。うちのように賃貸マンションではちょっと厳しい金額です。DIYなら4万円ほど費用を圧縮できるので、コストカットの意味も含めて今後も続けていきたいと思っています。
玄関土間にタイル、いかがですか。