(571)予備のトイレットペーパー用にもホルダーがあると便利
いつのまにかトイレットペーパーが切れかけている、なんてことがよくあります。
トイレ内に予備のトイレットペーパーがないというのは論外として、予備のトイレットペーパーが取り出しやすいところにあると便利です。
今回は、予備のトイレットペーパーにもホルダーを用意して、なるべく取り出しやすくしてみようというお話をします。
■タンクに引っかけるだけ、リーズナブルなホルダー
うちのマンションでは、背面の壁に必ず収納棚を設けています。
このキャビネットに予備のトイレットペーパーをしまっておくことができます。
トビラを開ければ、なかなかの大容量。トイレットペーパーだけなら15個くらい入るかもしれません。定期的に買い足せば、まず困ることはないでしょう。
でも、トイレの構造上、キャビネットが設置できないこともありますよね。
こちらは山小屋の母屋のトイレ。背面に窓があって満足な収納スペースが設けられませんでした。幸いトイレの外にはしっかりした収納スペースがあるので、トイレ掃除に必要なものなどはしまっておけるのですが、予備のトイレットペーパーだけはトイレ内に置いておきたいのでしかたなく床に直置きしていました。
でも、床掃除には邪魔ですし、汚れてしまいそうで心配です。
空間的には予備のペーパー用のホルダーを設置する余裕がないわけではないのですが、タイルの壁に穴を開けてまで増設する気にもならず、こんなものを買ってみました。
予備のトイレットペーパーを収納しておけるホルダーです。
アマゾンで「768円」。ヤバイくらい安いけど大丈夫だろうか。
タンクのフタを持ち上げて、
スキマにフックを引っかけるだけで、
簡単に設置できます。
あとは上からペーパーをさすだけ。タンクのフタをこんなふうに利用するとは、なかなかのアイデア商品です。
ただ、見た目的にそこまでスマートではない点は若干気になります。
それに、いざ用を足しているときにトイレットペーパーが切れてしまうと、後ろを向いてムリな体勢でペーパーを取り出さなくてはいけないのもやや不便ではあります。
■フックとメッシュバッグを組み合わせてペーパーホルダーを
一方、こちらは山小屋の離れのトイレ。
丸型の窓がアクセントになっていて内装的には気に入っていますが、母屋と同じく収納を設置するスペースがなく予備のトイレットペーパーは床置きでした。
ゲストが使う小屋ですから頻繁に掃除もしたいですし、やっぱり邪魔なんですよね……。
この部屋のトイレはタンクレスなので先ほどご紹介したアイテムは使えません。
そこで、ペーパーホルダーの横あたりに予備のペーパーを収納できるようにしたいと思います。使うのはこれ。
おなじみ無印良品の木製フック。
「壁に付けられる家具」シリーズの「フック・オーク材」です。
壁の下地は石膏ボードなので、付属のピンで設置パーツを固定すれば、
あとは上からフック本体を引っかけるように設置するだけ。
ラッキーなことに色味にずれもなく、まわりになじみました。
で、ここにどうやってトイレットペーパーをしまうのかというと、
メッシュバッグ(ネットバッグ)を活用します。フランスの「filt(フィルト)」という製品。以前、ペグボードに使い捨てカトラリーを収納したときにも使いました。
ちょっと前まではさまざまな雑貨店で見かける人気ぶりでしたが、現在は扱っている店もめっきり減りました。おそらく、IKEAをはじめ多くのショップが安価な類似品を製造するようになったせいかと思われます。
トイレットペーパーを収納するには「filt」のいちばん小さいサイズ(S)がぴったりなので、どうしても手に入れたかったのです。
でも、ネット通販では価格が高騰中。
前はもっとお安く買えた気がするんだけどな……。
結局、フリマアプリで出品されていたものを落札しました(価格は送料込みで「640円」)。
これを先ほどのフックに引っかけるのです。
わりとスマートに収まったと思っているのですが、どうでしょうか。
これだけトイレットペーパーホルダーに近ければ必要なときに簡単に取り出せます。
壁付けにしたおかげで床掃除もラクになりました。よかったよかった。
■熱海のトイレでは予備用のペーパーホルダーを横にならべて
最後に熱海のマンションのトイレの事例を紹介しましょう。
背面の壁を物が飾れるスペースにしたいという思いがあり、
収納は向かって右側の壁に設けることにしました。
オープン収納を採用したのは、ゲストの方でも一目で中身がわかるようにするためです。
そして、こちらがトイレットペーパーホルダーと予備のトイレットペーパーを置くためのホルダーです。
予備用のホルダーに使ったのはサンワカンパニーの「トゥーボ」というペーパーホルダーで、本来は横向きにして使うものですが、それをタテに設置して予備のペーパーをさしています。
正式な設置方向ではありませんが問題なく使えていますし、予備のペーパーが真横にあるとスムースに取り替えができてとても便利なのです。
紙が切れたら、予備のホルダーから抜いて交換→壁面収納のストックから予備のホルダーにひとつ補充、といった流れです。個人的にはこのトイレの構成がいちばんスマートにまとまっていて気に入っています。
そうそう、「そんなに考えなくてもダブルのペーパーホルダーを選べばいいのでは?」とお思いの方もいるかもしれませんね。たとえばこういう感じのやつです(画像にはYahoo!ショッピングのリンクが張ってあります)。
もちろんこれでもいいのですが、難点は両サイドにトイレットペーパーを差し込むための空間が必要になるため、トイレの奥行きに余裕がないと設置できないことが多いところで、狭いトイレの多いうちの物件では採用したことがありません。トイレの室内に余裕がある方は検討してみてください。