(623)余ったモザイクタイルで箸置きを簡単DIYする

みなさんは箸置きを使う習慣はありますか?

僕自身は最近まで箸置きを使う習慣がなく、テーブルに置くかお皿にのせるかして済ませてきました。

でも、熱海にお客さんを招くようになってから、やっぱりお箸は箸置きの上に置きたいと思うようになり、余ったモザイクタイルで箸置きを作ってみようと思いつきました。
まずは完成した姿をごらんください。

使ったのは平田タイルの「フレッチャ(freccia)」というタイル。
以前、古い洗面台に付属していた棚をキャビネットに改造したときに天板に張ったタイルです。

ツヤのあるベージュ&ダークブラウンの陶製タイルと、さまざまな表情の石のタイルの組み合わせが印象的。これらをばらして2個ずつ接着し、縦長のヘキサゴン型に仕上げようと思います。

この「フレッチャ」は裏面がネットでつながっているタイプなので、タイルを一個ずつビリビリとネットからはぎ取っていきます。

工具は要りません。力を入れればネットからはがせます。

どのピースとどのピースを合わせるかによって印象が大きく変わるので、組み合わせを考えるのも楽しい作業です。

質感の異なる陶器&石をニコイチにするのが基本ですが、写真左のように異なる色の陶製タイル2個をくっつけるのもアリです。

2個のタイルを接着するにはアサヒペンの「タイル・木部 コンクリート接着補修材」を使いました。
安価ですし、ちょっとしたタイルの補修にも便利です。
さて、要注意なのが接着剤の塗り方です。

タイルの側面にボンドを塗るのですが、写真のように裏面に近いほうにだけ接着剤を塗るようにしました。こうすることでタイル同士を接着したときに表面にはみ出すリスクが抑えられます。竹串や楊枝の先につけて、慎重に塗りましょう。

接着の仕方も、表面のほうを合わせるようにV字型に貼りはじめて、

ピタッと貼り合わせます。こうすることで、余計なボンドがはみ出ても、裏面側にしか飛び出さないようにできるのです。

ボンドが表面にはみ出てしまうと、きれいにふき取るのは難しいのですが、裏面にはみ出るぶんには誰の目にも入らない部分ですから問題ありません。さっとふき取るだけでOK。

この要領で2個のタイルを接着していき、接着剤が乾くのを待ちます。数時間で問題ないとは思いますが、念のため丸一日ほど放置しました。

乾いたら完成。たったこれだけなので、本当に簡単。
ただ、タイルは硬い素材なので、このまま使うとテーブルの材質によっては細かい傷が付いてしまう怖れもありますから、裏面を保護するシートを張ってみることに。

ダイソーで見つけた「すべり止めシート」です。本来はキッチンマットなどの裏に貼って滑るのを防止するための商品です。

タイルに合わせて型をなぞり、

切り抜き、

先ほどのタイルの裏に貼るだけ。

クッションシートのおかげで傷が付く心配はなくなりました。でも、厚みが出てしまうとなんとなく野暮ったい印象を与えてしまうのも事実。もし裏面に貼るなら、もっと薄い素材が良かったかもしれません。

悩んだ末に、結局、裏面のシートなしの状態で使うことにしました。我が家のテーブルはそんなに高級なものじゃないので、多少の傷は気にしないで使おうと考えた次第です。

手作りにしては、なかなか高級感のあるたたずまいに仕上がったと思います。

箸を直接テーブルに置くのは衛生的にも気になっていたので、よかったです。

来客時にはゲストの方に褒められることもあり、作ったかいがありました。今度は別のモザイクタイルを使って作ってみようかな。