(641)DIYでいたるところにモザイクタイルを張った洗面を紹介する

今回から自宅の洗面を紹介していこうと思います。

ここは我が家でもっとも集中的にモザイクタイルが張られている場所ですが、10年前のリフォーム時には一か所も張られていませんでした。
そのプロセスを振り返りましょう。

妻のリクエストで深い埋め込み型の洗面ボウルを採用し、そのまわりを覆うようにカウンターを造作してもらい、壁などと同じ色で塗装してもらったのが10年前のこと。
ところが、塗装で仕上げた場所に毎日水がかかると塗膜がハゲてきてしまうのです。あるていどは覚悟はしていたのですが、思ったよりも劣化が早く…。

塗装がハゲた場所には黒カビが生えてしまい、残念な見た目になってしまいました。それがだいたい8年ほど前のことなのですが、当時タイルDIYを始めたばかりでド素人の僕は思い切って洗面カウンター全面にタイルを張ることを決めました。

平面部には丸型のタイルを、垂直部にはボーダータイルを張り、同じ色でそろえて統一感を出そうと試みました。

先日ご紹介した玄関のタイルDIYに続く三度目の施工でしたが、なかなかきれいに仕上がりました。これを機にますますタイルにはまっていくことになります。
続いて5年前に手がけたのが床でした。

もともとクッションフロアが張られていたのですが、エンボス加工された柄に汚れが溜まってしまい、とにかく掃除が大変だったのでタイル張りに変更することにしたのでした。

既存の床をはがして下地に戻し、

小粒の花柄タイルを張り付け、

濃い目のブラウンで目地入れして仕上げました。
この模様については以前の記事で詳しく書きましたので、興味がある方はそちらをごらんください。
その次に手を入れたのが洗面台の下。
壁付けの洗面ボウルは見た目的にはシンプルで申し分ないのですが、ボウル下の空間部分をどう活用するかが難しいのです。

奥の排水管を避けつつ、突っ張り棚を二段に設置して収納棚を設け、

ドライヤーやタオルなどを置いていたのですが、こういう白プラスチックの「いわゆる突っ張り棚」はデザイン的に不格好に感じられたので、昨年の秋に棚をDIYすることにしました。

板を買ってきてカットし、壁の色に近いクリーム色で塗装して設置。これでも実用的には困りませんが、ぜひ洗面台とそろえてタイルを張りたいと考えました。

全面張ると手間もかかりますから、目に付きやすいフロント部分にボーダータイルを張りました。

たった2列のボーダータイルを加えただけでもインテリアがグレードアップした感じがします。

洗面台とタイルをそろえたのでしっかり統一感が出ました。
最後は、頭上の棚。

もともとは金属製のタオル棚が設置されていたのですが、

ここにもDIYで棚板を造作しました。
表面が木下地のままなのはもちろんタイルを張るため。

平面部分には六角形のタイルを、垂直部分には他の部分とそろえてボーダータイルを張りました。

目地を入れたあと、タイル面を下に向けて天井に取り付けて完成です。
天井部分にタイルを張るとなると接着や目地入れをどうおこなったらいいか悩ましいところですが、あらかじめタイルを施工した棚板を頭上に設置するのであればタイルの施工はいつもどおりで済むので簡単。我ながらいいアイデアだったと思います。
このあと電気屋さんに照明器具を取り換えてもらい、こんな感じに仕上がりました。

タイルは光が当たったときの表情もまた素敵なのですよね。

かくして、洗面台・床・棚板など、いたるところにモザイクタイルを張りまくった洗面空間が出来上がりました。
次回からはこの洗面の工事の模様を詳しくリポートしていきたいと思います。まずは洗面ボウルまわりのタイルDIYから。