(560)アートワークスタジオ「グロー」でリビング照明を劇的改善
前回に続いて、空室となった部屋をアップデートしていきます。
今回は、リビングの照明をアートワークスタジオ(ART WORK STUDIO)のシーリングライト「グロー(Glow LED-ceiling light)」に交換してみたいと思います。
■きっかけはアートワークスタジオのショールーム訪問
先日、ひさかたぶりに岩本町にあるアートワークスタジオのショールームを訪問しました。
こちらのショールームについては、オープンしてまもない2018年に「日刊Sumai」の連載で取材をさせていただきました。当時の記事についてはまだこちらにリンクが残っています。
【魅力的な照明がズラリ!アートワークスタジオ東京ショールーム訪問記】
その後、山小屋の離れをリノベーションした際にも照明のことを相談させていただきました。
これが2020年ですから、およそ4年ぶりの再訪。ひさしぶりの訪問にもかかわらず、スタッフの方にはとても丁寧にご案内いただきました。
新製品もいろいろと登場し、目移りするばかりだったのですが、おすすめされたのがシーリングライトの「グロー」シリーズでした。
ありがたいことに「アサクラさんの物件で試してみませんか」というご提案をいただきました。ちょうど空室になったマンションの部屋にピッタリだなと感じたので喜んで飛びついた次第です。
■シンプルな中にもエレガンスが漂うたたずまい
まずは3年前に設置した交換前の照明からごらんいただきましょう。
ノーマルなライティングレールに二つの電球を直付けして、ガラスのシェードで飾っています。吊り下げフックで物も飾れるし、けっして悪くはないんですが、3年ぶりに見てみると、なんだかゴチャゴチャしたような印象も受け、いまひとつしっくりきませんでした。
これをとりはずして「グロー」に交換してみると…
がらりと雰囲気が変わり、スッキリしました。シンプルでありながら、洗練されたフォルムだなというのが第一印象。
円型の本体と、その土台となる円錐型のパーツとのバランスも絶妙です。内側の縁にシャンパンゴールドでアクセントを加えているところも憎いですね。このおかげでシンプルな中にもエレガントな雰囲気が漂っています。
悪目立ちしない上品な存在感とでもいいましょうか。廻り縁や柄物の壁紙で飾った天井や壁にもぴったりハマっています。シーリングライトってデザイン次第でこんなに素敵になるのか、と感心しました。
正直、これまで「シーリングライトってダサいよね」というイメージを抱いてきました。まだ大家さんを始めたばかりのころに手がけた部屋で、巷で売られているシーリングライトを取り付けたこともあったのですが、
振り返ってみると、なんとも残念な見た目。
照明はおしゃれにしたいけれど、ペンダントライトは照らされる場所が限られるし、圧迫感もあるし……そんな方にうってつけのシーリングライトといえます。
■光の向き、明るさ、色味を調整して「今、ほしい照明空間」を
デザインの話ばかりしてしまいましたが、照明器具としての性能も申し分ありません。
点灯してみましょう。
明るさはいわゆるシーリングライトとくらべても遜色なく、部屋の中を隅々まで照らします。「おしゃれな照明って暗くないかな」という心配は無用です。
今回、ご提供いただいたのは「グロー5000」という約12畳までの空間をカバーするタイプですが、うちのマンションのリビング(+サービスルーム)の9畳には十分すぎるほど。ちなみに、このほかにも約8畳までの空間をカバーする「Glow 4000」と、約14畳までの空間をカバーする「Glow 6000」の2タイプがラインナップされているので、部屋の広さに合わせて選ぶことができます。
ごらんのとおり、円型の本体の上下に光が広がるのが「グロー」の特徴です。
上方向への光(アッパーライト)をオフにすれば、適度な明るさのシーリングライトに。
一方、下方向への光(メインライト)をオフにしてアッパーライトのみを点灯すると…
間接照明になるのです。これは便利。
この部屋のように柄のある壁紙を貼った天井だと、模様が照らし出されてもなんとも素敵な雰囲気を演出してくれます。
操作は付属のリモコンでおこないます。
今ご紹介した上下の切り替えだけでなく、明るさや色味の調整も可能です。
定点撮影してGIFアニメを作ってみたのでごらんください。
柔軟に光を調節して「今、自分がほしい照明空間」を柔軟に作り出すことができるのです。複数の灯具を併用すれば同じことは可能ですが、このシンプルなシーリングライトひとつでそれができるのは大きな魅力だと感じました。
■取り付けにあたっては脚立を準備して心して臨みたい
デザインと使い勝手が高度に両立された「グロー」はとにかく優れた照明器具なのですが、取り付けには少々の手間がかかります。設置方法をご紹介しましょう。
こちら、設置前の本体。金属製なのでズシッと重い。
まずはベースとなる部分を取り外して、
天井に取り付けます。写真は耳付きのシーリングですが、ノーマルな角型や丸形の引掛けシーリングでも大丈夫です。
ベース部分を固定しました。
本体をよいしょと持ち上げ、
電気コードと落下防止のチェーンをベース部分につなぎます。重い本体を抱えながら、コードとチェーンをつなぐのはなかなか大変。僕はひとりでやりましたが、人の手を借りれたらもっとラクだったかな。
ふぅ……。ひとまずここで一息。
このあと、本体を持ち上げて、ネジの頭を穴に通し、
くるりと回転させて固定するのですが、下から見上げながらこれをおこなうのはなかなか難しいのです。この高さまで本体を持ち上げてネジを穴に通すのは容易ではありません。
説明書によると、付属のストロー型の取付ガイドを使用して本体を取り付けることを推奨していますが、不器用な僕はなかなかうまくできずに断念しました……。
結局、低い脚立での設置をあきらめ、一段高い脚立を用意し直して肉眼でネジと穴を合わせながら取り付けたのでした。
製品自体は非常にしっかりした造りなので、ちゃんと固定すればがたつきもなく、確固たる安定感があるのでご安心を。
設置は難関ではありますが、一度きりの作業なのでがんばって乗り切りましょう。個人的には高さのある脚立を用意して二人がかりでおこなうのをすすめます。
■内見の反応も上々!入居の後押しをしてくれた
さて、「グロー」を設置してすぐ内見がありました。気になるお客さんの反応はというと、これも上々でした。
このクラスのシーリングライトが設置された賃貸なんてなかなかありませんから、内見にいらっしゃったお客さんもテンション上がり気味でリモコンを操作していました。
リモコン自体のデザインも秀逸なのでついつい触ってみたくなる、というのもあると思います。
いちばん反応がよかったのはやはり間接照明でした。立ち会いにきた不動産屋さんの担当者さんも含め「おおーっ!」と驚きの声が上がりました。
後日、めでたく入居も決定。「グロー」のおかげといったら言い過ぎでしょうが、内見に一役買ってくれたのはまちがいないでしょう。いい差別化になりました。
おしゃれで機能的なシーリングライトをお探しの方、ぜひ検討してみてください。
【Art Work Studio】Glow LED-ceiling light