(74)アクセントウォールに壁紙を貼るための下地処理をする
今回から数回にわたって2階の壁紙部分の壁について書いていきます。
図面でいうと、この壁にあたります。
以前も書いたとおり、2階の壁や天井の大半はtoolboxのスライスウッドやサンワカンパニー(sanwa company)のヴィレ(vire)をDIYで貼りつけました。
しかし、一面だけはアクセントウォールにして壁紙を貼ることにしました。
この壁、もともとはこんな状態。
他の壁と同じくベニヤ仕上げで内装材も貼られていませんでした。
中央に見える四角は換気口です。
この壁の下準備は大工さんにお願いすることにしました。
理由は2つ。
【理由(1)】換気口を撤去して新しく窓を設置してもらうため
2つある換気口のひとつはルームドライヤーを設置するためにふさぎました。
もうひとつの換気口を流用してフィックス(はめ殺し)の小窓を設けようと考えたのです。
決め手は、サンワカンパニーのショールームで見つけたロートアイアン。
これについていろいろトラブルもあったので、後日詳述します。
【理由(2)】壁紙を貼るために下地を造作してもらうため
壁紙を貼ることは素人にもできますが、それも下地がしっかりとしていればこそ。
DIYは嫌いではありませんが、しょせんは素人仕事でしかありません。
既存の柱の上を横断するように平坦な下地を造作するのは自分では難しいと判断しました。
自分の希望さえ伝えれば、あとはできあがるのを待てばよいだけ。
自宅ではないため、工事現場に頻繁に顔を出すことはしませんでしたが、2階の壁の造作のタイミングにはたまたまタイミングが合って立ち会うことができました。
電動のこぎりでベニヤや柱をシャープにカットし、窓を設置しているところ。
その手際の良さを見るにつけ、プロにお願いして正解だったと思ったのでした。
傍らに置かれている黒い枠がフィックス窓ですね。
それから一週間ほど後、現場を再度訪れると、すでにきれいな壁ができあがっていました。
あれ?窓が半分黒くない?
そう、窓の上半分が軒天で隠れてしまったのです。
これは想定外でした。
窓から外の木がきれいに見えると思い込んでいただけに、ちょっとショックでした。
こういう失敗はプロの設計士なら絶対にしないでしょう。
いろいろ思案したところで、しょせんは素人。
こういう失敗が起こることもあります。
プランを立てた自分の責任なので納得して先に進まざるをえません。
壁の材質は石膏ボード。
僕は特に材質の指定をしていなかったのですが、この下地ものちのち壁紙を貼る際に問題となります。
というか、この壁についてはほんとに失敗やトラブルばかりでした。
今思い出してもげんなりします。
ちなみに、ホワイトの窓枠も想定外だったので、アイアン塗料で塗装したことは以前も書いたとおりです。
さて、石膏ボードを貼り合わせると継ぎ目に溝ができるため、このままでは壁紙が貼れません。
珪藻土を塗ったときにも下地処理をおこないましたが、壁紙を貼るとなると処理の方法はまた異なります。
使うのはこちら。
セメダイン社の「かべパテ」です。
開封すると、こんな感じ。
ヤスリやヘラも付属していて初心者にも使いやすくておすすめです。
ムース状のパテで、乾くとカチカチになります。
これを塗って継ぎ目の段差を埋めていくのですが、僕はもう少し大きめのヘラを使いました。
これでパテを継ぎ目に塗っていきます。
ネジの頭にもしっかり塗りましょう。
ひとまず完成。
一晩たてば乾くので、翌日にやすりがけをすれば、デコボコが取れて平坦に。
粉がたつのでマスクをする必要がありますが、削りやすいのであっという間で平らになります。
もし、こんなふうにまだデコボコが残る場合、もう一度パテを塗って削りましょう。
下準備が完了したところ。
次回はここに貼る壁紙を選びます。