(762) 【ビフォーアフター比較】ヘリンボーンで部屋の印象はどう変わった?
前回、無塗装の床をオスモカラーで塗装しました。
これにてキッチンダイニングの床のリニューアル作業は完了。

ヘリンボーンの床が完成し、感無量です。
今回はビフォーアフターを比較してヘリンボーンの床によって部屋の印象がどう変わったかを検証してみたいと思います。
■施工前と施工後の床材の比較
まず、床材の確認をしておきましょう。
リニューアル前もリニューアル後も、床材はともに「西粟倉村 森の学校」の「ユカハリタイル」シリーズを選んでいます。既存の床の上に置くだけで簡単に無垢の床が手に入るプチリフォームにもおすすめの床材です。

こちらはリニューアル前に敷いていた「ユカハリタイル ひのき」。
50センチ角のスクエア型のタイルを市松模様のようにタテヨコ交互にならべました。

この床が気に入らなくなってリニューアルを考えたわけではないので、今見ても素敵に感じます。

一方、こちらがリニューアルに選んだ「ユカハリ ヘリンボーン」。

ヘリンボーンの床というと、とにかく施工が大変というイメージがありますが、4種類の異なるパネルを組み合わせることでカットすることなしに、ただ置くだけでヘリンボーンの床が手に入るという画期的な床材です。

その名のとおり「いわしの骨」のように斜めに木材が連なる独特の表情はパッと見ただけで印象に残ります。
こちらも木材は「ひのき」なので素材感はリニューアル前とほとんど変わりません。
以下、床の組み方の違いをはっきり感じていただくために、なるべくビフォーアフターで同じアングル・照明環境での撮影をこころがけました。
なお、商品の違いをわかりやすくするために以下では「ユカハリタイル ひのき」を「ノーマル」、「ユカハリ ヘリンボーン」を「ヘリンボーン」と呼んで区別していること、ご承知おきください。
■ならべてみると「節」の有無が印象を左右していると感じた
玄関から部屋に入ったときのアングルからごらんいただきましょう。

やはり床が変わるだけで印象は大きく変わりますね。こうしてくらべるとリニューアル前の「ノーマル」(左)は節が目立つなと感じました。
節がイヤと言っているわけではありません。

一般的に節が入るのはグレードの低い床材と言われますが、それもまた個性だと思います。個人的には6年間使用してきて、節がイヤだと思ったことは一度もありませんでした。

一方、「ヘリンボーン」のほうは価格が倍近くすることもあり、節のないきれいな部分だけが厳選されて用いられています。

空間の印象として節がない「ヘリンボーン」のほうが「端正」で「清楚」な印象を受けます。でも、写真上の「ノーマル」だって無垢の木材ですから安っぽさはありません。こちらは「素朴」とか「ワイルド」な印象と言うべきでしょう。
■洋室の印象が強いヘリンボーンだが、和室も十分にアリ

両者の比較をどう評価するかはみなさんの眼に委ねますが、「ノーマル」のほうが和室をベースにした我が家の雰囲気にマッチしていると感じる人がいても不思議ではありません。

僕の印象では、一般的にヘリンボーンが採用されるのは圧倒的に洋室のリフォームであることが多く、我が家のような和室にヘリンボーンを敷く例は少ないかと思います。

しかし、それもまた好みの問題だと思います。ごらんのとおり、我が家は和室をベースにしつつも、業務用キッチンを採用したり、引戸にゴツイ取っ手を付けたりしているので、和室感の演出にはこだわっていません。自分がパッと見たときに違和感を抱かなければそれでいいと考えます。

その意味で「ノーマル」を敷いた室内も「ヘリンボーン」を敷いた室内も、どちらも自分にとっては違和感のないインテリアだと感じています。
■空間にダイナミックな動きをもたらしてくれるヘリンボーン

両者にはそれぞれの魅力がありながらも、今回、なぜ「ヘリンボーン」にリニューアルしたかといえば、それはやはり、「ヘリンボーン」ならではの動きのある表情を床に取り入れてみたかったからです。

「ヘリンボーン」の和名は「矢筈(やはず)張り」。なるほど弓矢の「矢」の尻尾についている「矢羽根」の形に似ていますが、これはまさに矢が前方に勢いよく飛んでいくための動的な仕掛け。

空間にダイナミックな印象を与えてくれるのが「ヘリンボーン」の魅力だと実感しました。
■20年越しのビフォーアフター写真

いかがだったでしょうか?
こうしてくらべると両者の個性がはっきりわかって自分でも勉強になりました。

にしても、祖父から受け継いだ頃はひどく荒れていたこの部屋もだいぶきれいになりました。
最後に20年越しのビフォーアフター写真もごらんください。

我ながらよくぞここまでリフォームしたと思います。

これからもこの部屋でたくさんのゲストを迎えられればと思っています。


















