(23)DIYで痛感した「ゆるく」作業することの大切さ(後編)
前回に続き、DIYでtoolboxの「スライスウッド」を貼ります。
今回は、ややイレギュラーな形状の部分に挑戦します。
まずは、三角屋根の部分。
いろんなやり方があるのでしょうが、僕はなるべくラクをしたいので段ボールを使いました。
これを壁にあてて折ると、
ガイドのできあがり。
このガイドに沿ってラインを引き、
ラインに沿ってカットします。
前回と同じ要領で、裏に両面テープとボンドを塗って貼ります。
こんな感じ。
「いくら「ゆるい」とか言ってもスキマが空きすぎでは?」と思われるかもしれません。
そこは大丈夫、想定内です。
天井に貼る木材「ヴィレ」を仮置きすると……
スキマが隠れました。
見えないところは手を抜きつつ、テンポを重視してスピーディーに作業していきます。
写真が見づらくてすいませんが、完成した状態です。
思ったより簡単でした。
もう一か所、イレギュラーな加工が必要な場所があります。
照明スイッチが設置される壁です。
コードがびよーんと出てるので、「スライスウッド」に穴を開けねばなりません。
穴の下の段まで通常通り貼りつけたら、穴の位置をしっかり測り、「スライスウッド」に書き込みます。
生まれてこのかた、木に穴を開けたことなんてありません。
よくわからないけど、電動ドライバーでいいのかな?
ネジまわしにはよく使いますが、穴開けは初めてです。
コツコツ小さい穴を開けていって、
雑ですが、穴が開きました。
試しに通してみると、
なんとか無事に通りました。
今回は、上からスイッチボックスがついて穴は隠れますから雑なままでも大丈夫だと思います。
きれいにしたければ、
こんな感じでやすりで整えてあげればいいでしょう。
というわけで、完成。
いや、ほんと、書くのはラクですね。
やるのはめちゃくちゃ大変ですけど。
「書くは易し、行なうは難し」です。
結局、10平米を貼り終えるまでに朝から晩までの作業で丸2日かかりました。
実際の作業時間は16時間くらいでしょうか。
内心、1日あれば終わるかなって期待してたので、けっこうつらかったです。
何度かやめたくなりました……。
なんとかやりきれたのは、「完成度にこだわりすぎない」というスタンスでやったからだと思います。
完成度に固執しないで「ゆるく」作業すれば、
(1)技術的には意外に簡単
(2)施工時間も短縮できる
ということで、素人でもDIYできると感じました。
それに、「ゆるく」貼っても素人目に見ると、それなりにきれいに見えるんですよ。
きっと「スライスウッド」が持つ木材ならではの質感と色合いのバラつきのおかげなんだと思うんです。
適度にラフな素材なので、いい具合に下手さを隠してくれるというか。
DIYにはおすすめの素材だと思います。
これを塗装すると、さらにごまかしが効いてきます。
塗装はオスモカラー(詳しくはまた後日)。
なんだかそれっぽく仕上がりました。
しつこいようですが、DIYにあたっては「しょせん素人がやるんだから、60点くらいの出来ばえでいいんだ」と考えて臨むことをおすすめいたします。
この精神で、次は天井にサンワカンパニーの「ヴィレ」を貼っていこうと思います。