(140)照明選び⑥~照明レールから電源を取ってソケットを増設する
洗面の照明も決まり、照明レールに設置する電球選びも終了し、2階に置き型の照明も追加しました。
これで照明選びも終わりと思っていたのですが、いざ山小屋を試験運用してみると、いろいろと気になるところがでてくるものです。
そのひとつが、玄関入ってすぐの本棚の周辺が暗いこと。
困るというほど暗いわけではありませんが、本棚って手に取った本をパラパラとめくったりしますよね。
文字や写真を見るなら、もう少し明るさがほしいな、と。
本棚には空きスペースもありますし、前回ご紹介した「PIT.」を本棚に置くのもありかなと思いました。
価格:2,475円 |
でも、本棚になじみすぎて初めての人には気づいてもらえなそうですし、本を読むためにスイッチを入れる手間が惜しい。
前から気になっていたおしゃれ系突っ張り棒「ドローアライン」(平安伸銅工業)に照明オプションを足して設置することも検討しました。
DRAW A LINE(公式ページ)
が、照明のオプションパーツ(Lamp C Black)だけで「35,200円」というハイプライスに断念。
追加の照明だし、正直、この1/10くらいの予算しか割けないんだよ……。
思案の末に思いついたのが、照明レールから電源を取って玄関の天井の根太に電球を設置するというアイデアでした。
用意するのは「トーメ」こと「東京メタル」の耳付きモーガルソケット「CME-26BZ」。
yahooショッピングでどうぞ。
「耳付き」というのは、ごらんのとおりネジ穴が付属しているという意味。
付属の説明書によると、
ネジで固定できるのがわかります。
このコードを天井伝いに照明レールから配線しようというわけ。
照明レールから電源を取るので、リビングの照明を点けるたびに、こちらの電球も点灯することになります。
では、根太にネジでソケットを固定しましょう。
木部への設置なら超簡単。
続いて、電源コードを照明レールに向けて配線していきます。
使うのは「ステープル(ステップル)」。
ホームセンターでもあまり見かけない黒のステープル。
電気屋さんに分けてもらいました。
これでコードを固定していきます。
さて、このソケットの電源はノーマルなコンセントプラグなので、照明レールに接続するには専用の器具を間にかませる必要があります。
用意したのが「ライティングレール用コンセント」。
くいっと回しながらコンセントを接続します。
ここにプラグを直接挿すとコードが下方向にだらんと垂れてしまって見た目が良くないので、コンセントの向きを変える「L型プラグ」も準備します。
コンセントにプラグを挿します。
ここにソケットの電源コードを接続します。
コードが少し余ってしまったので、根太の横に隠れるように取り回してみました。
これにて完成。
プロの配線とくらべると、ちょっとヘナヘナしてますが、それはそれ。
動作すればよしとしましょう。
設置する電球は「アートワークスタジオ」で購入した「E26/40W T30カーボン電球(クリア)電球色」。
ARTWORKSTUDIO アートワークスタジオE26/40W T30カーボン電球(クリア)電球色 価格:1,100円 |
これをソケットに取り付けたら、
いよいよ準備完了。
こちらは邑口京一郎さんによる写真。
いい感じでしょう?
さあ、スイッチを入れましょう。
おー、無事に点灯しました。
フィラメントの灯りは優しめなので、灯りのちょい足しによいですね。
本棚の周辺も明るくなりました。
素人でもムリせず照明が増設できるのでDIYのハードルも低め。
なにより予算が安いのがいいです。
耳付きソケットが約800円、レール用コンセントが約500円、L型プラグは約100円(ダイソー!)、電球が約1,100円で、トータル2,500円くらい。
まさかの電球がいちばん高いという結果になりました。
電球にこだわらなければ1,500円というロープライス。
照明レールを利用した電球の増設、ぜひお試しください。