(238)ローゼンバーグCphの撥水生地をカットしてテーブルクロスにする
前回、「ローゼンバーグ・コペンハーゲン(Rosenberg Cph)」のオイルクロスをご紹介しました。
撥水性能がありながら、ふつうの布のような質感が気に入っています。
今回はこのオイルクロスを購入し、食卓のサイズに合わせてDIYでカットしてテーブルクロスを作ってみようと思います。
選んだのはこちらのデザイン。
細長い長方形が並ぶ「タイル(tile)」という柄です。
価格:550円 |
こちらの生地幅は約150センチで、10センチ単位の長さで購入可能です。
我が家のテーブルのサイズは「幅135センチ×奥行80センチ」。
もしテーブルの幅135センチに対し生地幅の150センチを合わせるとすると、奥行80センチに合わせて生地の長さをオーダーすればいいので生地にほとんどムダが出ません。
その場合、余った15センチ分の生地がテーブルの両端に7.5センチずつたれることになりますが、これってサイズ的にはどうなのでしょうか。
参考までに、前々回ご紹介した「Pint」のテーブルクロスは「110センチ×160センチ」で四方に15センチから20センチほど垂れるサイズでした。
あらためて見直しても、ちょうどいいサイズ感だと思います。
これにくらべて両端に7.5センチずつだとこの半分なのでちょっと短すぎます。さらに今回注文する生地の両端は処理されていないのでそのままは使えません。
これは購入後に撮った写真。この端をカットして整えるとさらに短くなってしまうことも考慮するとテーブル幅に生地幅を合わせるのはムリなようです。
そこで、生地に多少のムダが出るのは覚悟して、生地幅はテーブルの奥行=80センチに合わせることにします。
テーブル幅135センチに対して何センチの生地をオーダーするかですが、「Pint」のテーブルクロスと同じく160センチにしようと思います。
注文フォーム的には、160センチの布をオーダーするには10センチ単位で「16個」購入することになります。
550円×16=8,800円。送料690円を足して合計「9,490円」でした。
届いた「150センチ×160センチ」の布を試しにそのままテーブルにかぶせてみると…
横にたれた長さはちょうどなのですが、予想どおり手前にたれた部分が長すぎます。奥行に対しても同じくらいの長さの生地がたれるようにカットせねばなりません。
テーブル幅135センチに対し160センチのクロスをかけているので、両端に12.5センチずつたれている計算になります。
したがって、奥行方向のカット幅を求めるには、150センチの生地幅からテーブルの奥行80センチと両端にたれる分25センチを引いて2で割ります。
(150cm-80cm-12.5×2)÷2=22.5cm
自分で書いていても頭がこんがらがりますが、図にするとこういうこと。
生地の左右を22.5センチずつカットし、「150センチ×160センチ」の布から「105センチ×160センチ」の布を切り出すわけです。
次の問題は「どうやってカットするか」ですね。
生地を切るには裁ちばさみを使うのが一般的なようです。上手な人がはさみでスーッと切ればきれいに直線カットできるのかもしれませんが、もし失敗したらと思うととてもトライできません。
慎重派の僕が選んだのはロータリーカッター。
オルファ(OLFA)の「36B」というタイプですが、現在は廃番となっているようです。このあたりが後継商品でしょうか。
ロータリーカッターは以前エコカラットをカットするのに使いましたが、生地のカットにも使えるみたいです。
定規とカッターマットを用意したら、まずは生地の端で練習。
一度では切れないので何度か刃を行き来させねばならないのですが、これがなかなか難しいです。しっかり断ち切るには力を入れねばならないのですが、あまり力み過ぎるとカッターの刃が定規からそれてずれてしまうのです。
失敗……。
160センチの長さを切るのは簡単ではなさそうなので、しばらく生地の余白で練習してみました。3、4回失敗してようやくコツらしいものがつかめ、きれいに切れるようになってきました。
力を入れ過ぎないように気をつけ、丁寧に何度も刃を転がすとよいと思います。
本番は慎重に少しずつカットしながら進んでいき、なんとか無事に160センチを切り終えることができました。
同じ要領で反対側も切ります。
失敗したら台無しなので緊張感がすごい……。
なんとか完走。
よく見るとちょっぴりギザギザになっている部分も散見されます。
洗うとほつれてきそうですが、撥水加工されている生地ですから基本的に洗わない方向で運用していくつもりです。
さあ、テーブルにかけてみましょう。
四方に12.5センチほど生地がたれ、ちょうどいいサイズに仕上がりました。もう少し高さのあるテーブルなら+5~10センチくらい長めにたらしてもいいかもしれませんね。
近くで見るとタイル風の柄がしっかり感じられますが、
離れてみると、柄がなじんでグレーの無地っぽくも見えます。
柄も色もうるさすぎず、ちょうどいい塩梅の存在感だと思うのですが、いかがでしょうか?
せっかくなので、前々回に紹介した「Pint」のテーブルクロスと比較してみます。GIFアニメでどうぞ。
想像したよりも大差ない感じでした。代わり映えしないともいえるかも(苦笑)。
まあ、僕自身の好みで選んでいるのでどうしても偏ってしまうのでしょう。
前回も書いたとおり撥水性能が高いのが大きなちがい。
これなら、多少の汚れも気にせず使えると思います。
柄がモダンなので、今まで使いどころに困っていた六角形のコースターもマッチしました。こういう組み合わせも楽しいです。
トーストとアイスコーヒー。
食卓の内容によってテーブルクロスを使い分けるなんてのも面白いかもしれません。
今回で食卓まわりの改善はひとまず終了。
ちなみに、手を入れる前を振り返るとこんな感じでした。
このときとくらべると間接照明やテーブルクロスが加わってだいぶいい雰囲気になったと思います。