(293)水まわりをリフォームして工事費用は約180万円だった
前回、洗面台を設置しました。
これでようやく水まわりのリフォームがすべて完了。
工事前の水まわりはこんな感じでしたが、
今回の工事を経てガラリと雰囲気が変わりました。
さて、工事が終わって気になるのは「結局、水まわりのリフォームにいくら使ったか?」です。
工事会社に依頼した分の金額についてはすでに書きました。
もともとの「132万円」という工事費に、床の補強工事にかかる追加代金を加えて「1,424,500円」が総額でした。
あくまでこの金額は工事を依頼した分の合計ですから、施主支給をした設備の費用や内装をDIYするのに使った材料費は含まれていません。今回はそれらもすべてひっくるめていくらかかったか、まとめたいと思います。
■洗面にかかった費用は「163,580円」
まずはもっとも費用がかかった洗面から。
前回ご紹介したとおり、洗面はサンワカンパニーの「トロピカ」を施主支給しました。
洗面台(と一体型になった洗面ボウル)・水栓・排水トラップなどを合計して「111,540円」。
壁に埋め込まれたミラーキャビネットは「30,980円」でした。
壁付けの照明「モーテルランプ」は「21,060円」。
ぜんぶあわせて「163,580円」となりました。
本当はここにいざきくんに制作してもらったオーダーメイドタイルの代金が加わるのですが「お友達価格」で作ってもらったものなので代金は内緒にさせてください。
■トイレにかかった費用は「55,326円」
続いてはトイレです。
トイレ本体については以前のものを再設置していますのでお金はかかっていません。
いちばんお金がかかったのはタイルです。既存のものを残した両サイドの壁をのぞいて、床と奥の壁には新しいタイルを張りました。
DIYで張ったとはいえ、材料費はタイルだけで「23,760円」。ここにボンド「3,510円」や目地「2,240円」、そのほか副資材「1,298円」も加えると「合計25,058円」となります。
トイレの内装はタイル部分の「ホワイト」と塗装部分の「ライトグレー」のツートーンで仕上げました。塗装に使った珪藻土塗料は「6,600円」でした。
壁に設置した照明器具は施主支給で「9,800円」。
陶器製のトイレットペーパーホルダーは「7,150円」。
壁に取り付けたタオルホルダーは「968円」でした。
以上を合計すると「55,326円」となりました。
費用の半分弱がタイル関連、照明や小物が残りを占めるという感じです。
■壁と天井の塗装には「32,267円」
次は壁と天井の塗装にかかった費用です。
古い砂壁には珪藻土塗料を塗って濃い目のダークグレーに仕上げました。この代金が「14,300円」。
塗装の下処理にはシーラー塗装が必要ですが、これが「3,631円」でした。
一方、柱などの木部についてはワトコオイルを塗りました。当時、品切れだったためメルカリで「4,000円」で購入しました。
やすりがけが甘くて塗装できなかった建具についてはニスを三回塗りしました。ハケなどと合わせて「5,427円」かかりました。このほかに、ワトコオイルの下塗りに使ったステインや紙やすりや養生テープなどの副資材も含めて「4,909円」。
以上を合計すると「32,267円」となりました。こうしてみると、木部の塗装についてはいろいろ迷走したせいでかなり余計なお金を使ってしまったことがわかります。
■床にコルクタイルを張って「67,084円」
床については、合板で仕上げてもらった下地にコルクタイルを張りました。
張り付けに苦労したり、
汚れ防止剤の塗装に失敗したり、
意外に苦戦しました。
作業に使用した「コルクタイル40枚・接着剤・汚れ防止剤」はすべてまとめて購入。
合計で「67,084円」でした。
■脱衣所のカライエに「53,750円」
以上に加えて、脱衣所に設置した「カライエ」も施主支給しました。
これが「53,750円」。
なお、洗濯機については既存のものを再設置しています。
また、お風呂については二重サッシを設置した以外、手は入れていません。
■水まわりリフォーム工事の総額は約180万円
では、以上の費用を項目ごとにまとめて表にしてみましょう。
総額は「372,007円」。
見方を変えて、施主支給とDIY費用に分けてまとめるとこうなります。
当然ながら合計金額は同じなのですが、見え方が変わりますね。
冒頭でもご紹介した業者依頼分の「1,424,500円」も加えてみましょう。
トータルで「1,796,507円」となりました。およそ180万円ですね。
洗面を新設しサッシを二重にしたとはいえ、お風呂には手を入れていませんし、トイレや洗濯機も新しくしていないわりにはけっこう費用がかさみました。
やはり漏水とシロアリのダメージを受けた床の補修が響きましたね。思えば、洗面のためにドアも移設しましたし、湿気で面材がはがれかけていた天井も新規に造作してもらいましたから、費用が高額になったのも仕方ないとは思います。
もし、もともとの床や壁が丈夫であれば、費用はもっと抑えられたはず。「水まわりのリフォーム」とひとことで言っても、それぞれの家の状況に応じて工事の内容や費用もかわってきそうです。水まわりのリフォームを考えているみなさんの参考になれば幸いです。