(428)入浴後も温かさが続く~「クラフト温泉 湯河原」

熱海のリゾートマンション

前回、浴室の水栓のトラブルが解決し、今度こそゆっくりお風呂に入れるようになりました。

今回は、湯船に注ぐだけで温泉気分が味わえる入浴剤「クラフト温泉 湯河原」を試してみます。


■熱海といえば温泉だけれど、自室に引くと高額……

熱海といえば、やはり温泉。

温泉イメージ
※写真はイメージです

多くのリゾートマンションでは温泉を楽しむことができますが、当然ながら毎月、温泉使用料を支払う必要があります。大浴場か個室風呂か、源泉かけ流しか循環式か……などなど、温泉にもさまざまな形式・種類があるので金額は一概には言えません。

温泉の水栓

うちのマンションの場合は個々の部屋に温泉が引かれており、契約すれば専用の水栓から温泉が出る仕組みなのですが、この使用料がけっこうな金額なのです。すでに毎月5万円の維持管理費を投じている僕としては、これ以上の出費をしてまで温泉を引く熱意はなく、契約しませんでした。

熱海の周辺には日帰りで利用できる温泉施設もたくさんあることですし、温泉に入りたいときはそちらを利用しています。


■「クラフト温泉 湯河原」に出会う

そんな僕ですが、最近、「クラフト温泉 湯河原(Craft Onsen-jp YUGAWARA)」なる製品を見つけて、むずむず気になってしまいました。

クラフト温泉 湯河原の説明書き
※湯河原の観光案内所で許可を得て撮影しました

【湯河原温泉公式サイト】湯河原温泉〈クラフト温泉〉販売開始しました!

説明文によると「日本の資源である天然温泉と温泉成分を凝縮した鉱石を職人技によってブレンドした〈クラフト温泉〉は、自然界で温泉が生み出されるプロセスを丁寧に再現した、高濃度の新しい入浴液」なんだそう。お風呂に注ぐだけで楽しめるというので、早速、購入してみることに。

湯河原の観光案内所

熱海のお隣、湯河原駅前の観光案内所で取り扱いがあるということで、湯河原散歩も兼ねて足を運んでみました。

ちなみに、アマゾンでも販売されているので遠方の人でも気軽に購入可能です。

クラフト温泉 湯河原

クラフトビール、クラフトコーラ……とかく「クラフト」の名がつく最近の商品はどれもこじゃれていますが、「クラフト温泉」も例にもれないおしゃれフェイス。

クラフト温泉 湯河原

落ち着いたデザインのラベルは、我が家の古びたタイル壁の前に置いただけでも絵になります。ゲスト用にもぴったりですし、ギフトにもよさそう。


■入浴後もポカポカが続くのが「温泉」ぽい

では、試してみましょう。

浴槽にお湯を溜める

まずはふつうに浴槽にお湯を溜め、

クラフト温泉 湯河原

クラフト温泉を準備。お湯200リットルあたり、30ml(ミリリットル)の「クラフト温泉 湯河原」を入れます。正直、湯船の量なんて考えたこともなかったので、いつもの湯船に30ml入れてみることに。

30ml注いだクラフト温泉 湯河原

説明書によればキャップ1杯で10mlだそうですが、3杯となると測りづらくて面倒ですし、キャップに温泉の成分が付着するとフタが開きづらくなるということで、僕は料理用の小さい計量カップを専用に用意しました。

計量カップをかぶせたクラフト温泉 湯河原

ビンにかぶせてしまっておけるので便利です。

湯船にクラフト温泉 湯河原を注ぐ

さて、あとはこれを湯船に注いでかき混ぜるだけ。簡単です。

クラフト温泉 湯河原を入れた湯船
※「クラフト温泉 湯河原」を入れた湯船

僕自身は気づかなかったのですが、

クラフト温泉 湯河原を入れる前の湯船
※「クラフト温泉 湯河原」を入れる前の湯船

入れる前とくらべると湯船にほんのり色がついていることに妻が気づきました。

匂い(臭い)はとくに感じません。拍子抜けするくらい、ふつうのお湯

クラフト温泉 湯河原を入れた湯船

実際につかったときの感覚もふだんのお風呂と変わりません。温泉というと独特の泉質でぬるぬるしたりすることがありますが、良くも悪くもそういった目立った特徴は感じられません。

浴槽の傍らにクラフト温泉 湯河原のビン

では、何がちがうかと体の温まり方です。

温泉に行くと体が芯から温まって、お風呂から出たあとも湯冷めせずにポカポカしますよね。本物の温泉ほどではありませんが、クラフト温泉を入れたお風呂に入ると、ふつうのお風呂よりも温まった体が持続しやすい印象を受けました。

海とクラフト温泉 湯河原

熱海の海が臨める環境と、クラフト温泉というブランド感がプラセボを引き起こしているのかもと思い、世田谷に持ち帰って自宅のお風呂でも何度か試してみました。

クラフト温泉 湯河原を注いだ自宅のバスタブ

今度はしっかり湯量を測って200リットルに設定……のつもりがミニマムサイズの我が家の浴槽は140リットルで十分。およそ2/3ということで20mlの「クラフト温泉 湯河原」を注いでみましたが、やはりよく体が温まる印象を持ちました。

というわけで、入浴時の温泉感はほぼ皆無であるが、温泉のように体が温まる効能はちゃんと実感できるのが「クラフト温泉 湯河原」の特徴だと思います。

クラフト温泉 湯河原

ただ、これはあくまでも個人の感想。

先ほどご紹介したホームページを見ても、「豊かな成分をブレンドした〈クラフト温泉〉は自宅にいながら温泉気分を愉しむことができ、日々の暮らしに癒しをお届けします」としか書かれておらず、効能などは謳われていません。カテゴリーとしては入浴剤ですし、薬事法とかの事情があるのかもしれません。

浴槽の底に残った汚れ

なお、お風呂のお湯を抜くと浴槽にうっすら黄色い跡が残りますが、おそらくこれが温泉成分なのでしょう。思えば、この前、浴槽の掃除をした際にお風呂に謎の黄色い汚れがありました。

浴槽に付いた黄色い汚れ

これは以前の所有者が温泉を契約していて、それに伴う温泉汚れだったのではないかと気づきました。

「クラフト温泉 湯河原」も浴槽に汚れが残りやすいので、入浴後はすぐに掃除することをすすめます。もったいないからといってお湯を翌日まで取って置いたりするのも避けたほうがいいかもしれません。

特徴をよく理解して使えば自宅で気兼ねなく温泉体験ができる、なかなか面白い商品だと思います。

クラフト温泉 湯河原

おうちで温泉気分、いかがですか。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営しています。最近は熱海に購入したマンションの一室をDIYで修繕中。ESSE online(エ...

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